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オーバーストーリー
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オーバーストーリー

リチャード・パワーズ(著者), 木原善彦(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2019/10/30
JAN 9784105058760

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商品レビュー

4.2

21件のお客様レビュー

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2025/02/06

な、長い。訳者の癖なのか、原作がそうなのか、淡々とした現在形の短文が延々と連なっている。 読むと世界が違ってみえるらしいという誘惑で読み切った。確かに、木がお互いにシグナルを送り合い、世界はすべて繋がっている。という感覚(これをネットゲームで再現できるとしている)ははっとしたかな...

な、長い。訳者の癖なのか、原作がそうなのか、淡々とした現在形の短文が延々と連なっている。 読むと世界が違ってみえるらしいという誘惑で読み切った。確かに、木がお互いにシグナルを送り合い、世界はすべて繋がっている。という感覚(これをネットゲームで再現できるとしている)ははっとしたかなぁ。ドクターパトリシアのターンだけ読むのが楽しかった。 訳者後書きで年輪のような物語の構成になっているとのこと、それ自体が面白いのかな…。過激なエコテロリズムについては内的動機が強すぎてあまり理解ができなかった。 直近で読んだ、4000年前の狩猟採取民族が主人公のファンタジーの方が環境問題を考える契機になりそう。そして、ワイルダーの大きな森シリーズを読みたくなった。

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2024/09/08

新幹線の中でやっと読み終えた… 3センチ近くの厚さの本で、どうにも他の読書を優先してしまった。 そのせいで何回図書館に貸出返却延長を繰り返したことか… 物語は一本の木から始まり、年輪のように人々をつなげ、人生や環境問題を考えさせるもの。 最近の研究で、植物は互いに意思があるかの...

新幹線の中でやっと読み終えた… 3センチ近くの厚さの本で、どうにも他の読書を優先してしまった。 そのせいで何回図書館に貸出返却延長を繰り返したことか… 物語は一本の木から始まり、年輪のように人々をつなげ、人生や環境問題を考えさせるもの。 最近の研究で、植物は互いに意思があるかのように危険を伝達したり会話のようなことをしたりしているそうだ。 脳がないから意思はない、と考えられていた頃からすると驚くべき植物の実態だ。 本書で指摘されるのが、人類がちょっとだけ今より良い生活を求めることが環境破壊につながっているということ。 子供達の未来のために、少しでも良い地球環境を残したいし、そもそも私自身が死にたくないから、環境保護には関心もある。 だから本書は面白い部分もあったのだが、なにぶん読了まで時間をかけすぎてしまった。 また、なかなか感情移入が難しく、吸い込まれるような読書、というわけではなかった。 テーマや構成は面白く、各エピソードも魅力はあるのだが、「ささらなかった」というのが素直な感想だ。

Posted by ブクログ

2024/05/31

アメリカの原生林を主題にした長い物語。植物の驚くべき生態について詳述され、アメリカ入植以来の歴史や生命史など壮大な内容になっている。しかもピューリッツァー賞を取っていて高評価を得ているようだ。「不都合な真実」の小説みたいな感じのイメージ。しかし私見ではフィクションの部分に物足りな...

アメリカの原生林を主題にした長い物語。植物の驚くべき生態について詳述され、アメリカ入植以来の歴史や生命史など壮大な内容になっている。しかもピューリッツァー賞を取っていて高評価を得ているようだ。「不都合な真実」の小説みたいな感じのイメージ。しかし私見ではフィクションの部分に物足りなさを感じてしまった。エコテロリストを主軸にした物語で、様々な引用も素晴らしいのだが、植物的な知識や情報にエネルギーが割かれすぎていて、肝心なフィクションの内容には結局たいした展開も発想も感じさせなかった。登録人物が繋がるきっかけも微妙だし、もっとうまくシナリオを組み上げればすごく良い本になるのでは… 

Posted by ブクログ