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最悪の将軍 集英社文庫歴史時代
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 集英社 |
| 発売年月日 | 2019/10/18 |
| JAN | 9784087440348 |
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最悪の将軍
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最悪の将軍
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将軍家綱の綱吉。館林の藩主で、館林宰相と呼ばれている。兄の家綱は病床にあるが、甲府宰相と呼ばれる兄の綱重は既になく、子供の綱豊の代になっている。いよいよ家綱が危なくなった時、大老の酒井は宮家から将軍をいただく案を出す。堀田や水戸光圀の声により、綱吉が次代の将軍と決まる。徳川幕府始...
将軍家綱の綱吉。館林の藩主で、館林宰相と呼ばれている。兄の家綱は病床にあるが、甲府宰相と呼ばれる兄の綱重は既になく、子供の綱豊の代になっている。いよいよ家綱が危なくなった時、大老の酒井は宮家から将軍をいただく案を出す。堀田や水戸光圀の声により、綱吉が次代の将軍と決まる。徳川幕府始まって以来、初めての直系ではない将軍である。 家綱は治世最後のあたりはもうほとんど幕政に関わっていなかった。まず綱吉は将軍の手に政治が戻るように頑張った。越前松平家を改易し、酒井を大老から罷免し、旧勢力を追い払った。安宅丸も廃した。 5歳の嫡男徳松が世をさった。7歳の女の子鶴が残ってはいるが、後継がいなくなった。地震が起きた。代替わりの武家諸法度を制定したが、武より文を基本としたものになった。そんな中、大老の堀田が若年寄の稲葉正休に斬りつけられて亡くなる。稲葉はその場で老中らに斬り殺された。淀川治水工事に稲葉は4万両かかるといい、河村瑞賢に訊いたら2万両で済むと答えられたので、職から外したことが原因らしい。鶴が紀州徳川家に入輿する。 鷹狩に用いるために犬を大名屋敷で飼っているのが、逃げだして野良犬になっていたりして市中に犬が多い。子を捨て、老親を捨て、犬を殺す。慈しみの心が世に広がらないと、命を大事にする風習が育たないように綱吉は思う。食犬を禁じる。生類を憐れむべし。犬小屋などで犬を匿う一方、店の売り物を奪った犬を打ち殺した店主が、入牢のうえ死んだりして、奉行のアホさ加減に腹が立ってくる。 松の廊下事件が起きる。浅野内匠頭が吉良上野介を討とうとした事件だ。なぜ刀を抜く。綱吉は浅野に切腹を申しつける。それが意外な事件を引き起こす。討ち入りだ。結果、吉良は改易、浪士たちは切腹で収まる。 地震が起き、津波が襲い、小田原城が崩れて、大火も起き、浅間山まで噴火した。その後出羽と陸奥で地震。余震も続いている。紀伊に嫁した鶴が亡くなった。綱豊がなつかない。気性にもよるから仕方ない。江戸城に入れて家宣と改名させる。 富士山の宝暦の大噴火。京では大火で仙洞御所と御所が焼けた。麻疹が流行り、綱吉と御台所信子は亡くなる。
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なぜ生類憐れみの令を発令したのか。 学校ではただただ愚策としか学びませんでした。 徳川綱吉を、「犬公方」と思っている方に是非読んで欲しい一冊です。
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朝井まかてさんは初めて読む作家さんだ。きっかけはなんだったろうか。。忘れてしまった。それだけ積んどく期間がながかった。 徳川五代将軍綱吉と御台所の物語。四代将軍家綱が薨去するところから物語が始まる。綱吉が主人公はとても目新しい。時代小説としては、儒学の思想が色濃い。文治政治推進と...
朝井まかてさんは初めて読む作家さんだ。きっかけはなんだったろうか。。忘れてしまった。それだけ積んどく期間がながかった。 徳川五代将軍綱吉と御台所の物語。四代将軍家綱が薨去するところから物語が始まる。綱吉が主人公はとても目新しい。時代小説としては、儒学の思想が色濃い。文治政治推進として堀田正俊の抜擢による最初期の政治。その後、親政期を経て側用人牧野、柳沢の時代へ29年の治世が綱吉目線とそれを精神的に支える妻の目線を交錯させるように描いている。 封建制という今と違う社会であるので将軍の考えていることを下層へどう伝えていくか。宮廷政治化する江戸城内の雰囲気も良く分かったが、綱吉個人の考えと老中、奉行さらには庶民の思いの乖離を綱吉は嘆くのだが、伝え方にも問題はなかったのか小説としての表現に歯がゆさがあった。 この小説は、江戸城内だけが舞台だ。とにかく城内から動かない。最後の最後、御台所が増上寺境内にて柳沢吉保会話を交わすところが城外でのシーンで印象深い。ただ、全体的に思考小説というべきか。将軍綱吉の覚悟のみが際立つ内容だった。 最新の史実研究が反映されているので犬公方、生類憐みの令、貨幣対策など今とは違う評価の元、内容が構成され主人公の思考が紡がれているので江戸時代前中期を学び直すという点では驚きも多かった。
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