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美しき鐘の声 平家物語(三) 風の前の塵に同じ 意訳で楽しむ古典シリーズ
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美しき鐘の声 平家物語(三) 風の前の塵に同じ 意訳で楽しむ古典シリーズ

木村耕一(著者), 黒澤葵

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美しき鐘の声 平家物語(三) 風の前の塵に同じ 意訳で楽しむ古典シリーズ

1,760

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 1万年堂出版
発売年月日 2019/09/27
JAN 9784866260488

美しき鐘の声 平家物語(三)

¥1,760

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2024/03/26

斎藤実盛、今までまったく知らなかったが、かっこよかった。「若者と対等に競って先駆けをしたい」という理由から、白髪を黒く染め、若作りをする老兵。絶対、見た目に無理があったのではないかと思うが、「老人扱いされ、人から侮られるのは悔しくて我慢ができない。だから、常に若々しくして出陣する...

斎藤実盛、今までまったく知らなかったが、かっこよかった。「若者と対等に競って先駆けをしたい」という理由から、白髪を黒く染め、若作りをする老兵。絶対、見た目に無理があったのではないかと思うが、「老人扱いされ、人から侮られるのは悔しくて我慢ができない。だから、常に若々しくして出陣するのだ」という「大人げない」じいさんが、平家への忠義を果たして討死するのが、個人的に好きだった。 敦盛と熊谷直実のエピソードも好き。自分の息子と同じ年頃の敦盛を討ち、仏道を求めるようになる直実。朝方、笛を吹いていたことを「優雅」と称するところにも、敬意があって好きである。 同じ笛のエピソードとして、清経も、海上で横笛を吹き、入水する。平家の笛のエピソードは、どちらも物悲しい雰囲気がすごく好み。 それにしても、自分としては、義経の印象は、あまりよくなかった。牛若丸のエピソードくらいしか知らなかったが、意訳されている部分では、勲功をあげるものの、かなり自分勝手で、かつ向こうみずな印象。かっこよさよりも、子どもっぽく見える。「鵯越の逆落とし」も「屋島の奇襲」も、結果よかったからよかったものの……、という感じであんまり好きではなかったな。 といった、ミーハーな感想しか持てないところに、まだまだ『平家物語』を読みこなせていないと我ながら思う。今度は、古川日出男の訳で読もうかと思う。

Posted by ブクログ