商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 2019/09/26 |
| JAN | 9784065168806 |
- 書籍
- 児童書
もうひとつの曲がり角
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もうひとつの曲がり角
¥1,540
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商品レビュー
3.5
8件のお客様レビュー
兄が中学入学と同時に新しい家に引っ越すことになり、わたしも5年生の新学期から小学校を転校した。 わたしは、英会話スクールに通い始めたが、思い違いをしていたのか、聞いていなかったのか、ドアの前に「お休み」の貼り紙が… 同じ道を通って帰るよりちょっと脇道に入ってみたら「喫茶ダンサー...
兄が中学入学と同時に新しい家に引っ越すことになり、わたしも5年生の新学期から小学校を転校した。 わたしは、英会話スクールに通い始めたが、思い違いをしていたのか、聞いていなかったのか、ドアの前に「お休み」の貼り紙が… 同じ道を通って帰るよりちょっと脇道に入ってみたら「喫茶ダンサー」の看板がある庭の奥で、おばあさんが朗読していて…。 そのうちに英会話をさぼってまた聴きに行こうと…。 その道の塀の上でみっちゃんという女の子に出会い、何度か彼女とも会うようになる。 行きたいところへは行けなくて、行こうと思っていないところに行ってしまう、という不思議さ。 これが何なのか…。 わかったときにファンタジーでもあるのだが、ある意味微妙な年齢の心の揺れ動きを、幾つもの道へと迷うことで表現していると感じた。 言いたいことがたくさんあるのに思い通りには言えなくて、親が言うことは正しいのかもしれないが、ほんとうにそうなのか⁉︎今の自分はこれではないし違うのだと感じている。 曲がり角で見つけた友だちからちゃんと自分の気持ちを伝えることを知ったのかもしれない。
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久しぶりに日本人が共感できるような、子供心にモヤモヤした感覚を思い出す、児童書を読んだ。 親の、子供の将来を自分のことのように心配する気持ちと、子供自身の気持ちを信じたいことを両天秤にかけての葛藤は辛いことだと思うが、子供自身も辛いことを我が身のように感じられることができない理...
久しぶりに日本人が共感できるような、子供心にモヤモヤした感覚を思い出す、児童書を読んだ。 親の、子供の将来を自分のことのように心配する気持ちと、子供自身の気持ちを信じたいことを両天秤にかけての葛藤は辛いことだと思うが、子供自身も辛いことを我が身のように感じられることができない理由は、何なのだろうか? 子供のいない私には分からないが、おそらく下記の台詞で、ハッとさせられるものはあるのではないかと思う。 「しなくちゃいけないと言われたから、しなくちゃいけないと思うのは、それは考えてないってことじゃないのかな」 悩み苦しむ彼女の背中をそっと押してくれた人は、かつて彼女と同じ思いを抱いていたが、それでも今現在、同じ思いを継承した生き方をすることができていることに、彼女自身は何か心動かされるものがあったのだろう。 ただ、正直なところ、家庭環境によるところも大きいので(特に保守的側面の残る日本の場合)、読んで却って辛く思ってしまうかもしれないのが、悩ましいところ。 ファンタジックな子供心の温かい交流もひとつの読み所としてあるにはあるが、あくまで主題は上記の重いものであり、これを反抗期の一言で片付けるのは、ちょっと違うと思う。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
『そのぬくもりは消えない』 『マルの背中』 どちらも大好きだったけど、 これはまたすごく面白い!! ちょっと不思議な女の子、不思議な物語なら、 駒子さんの繊細な表紙がすーっとそこに連れていってくれるんですよねぇ。 お兄ちゃんの中学進学に合わせて、市の東側のちいさなマンションから、西側の中古住宅に引っ越してきた朋の家族。ママは新しい家、新しい職場、一人暮らしのおじいちゃんのお世話にとにかく忙しい。 朋はママの勧めで英会話スクールに通うことになる。 いつものように土曜日の午後、英会話スクールに行ってみると、その日は塾はお休みだった。 なあんだ。と、家に帰る前に寄り道をしてみる。 英会話スクールと郵便局とのあいだにある道の先、 その曲がり角を曲がると… 喫茶ダンサーと、庭先で朗読をしてくれるオワリさん。 その不思議な魅力と、英会話スクールでの違和感に、 また次の週も英会話をサボって曲がり角を曲がってしまう…。 ふしぎな曲がり角で出会う、もう1人の少女みっちゃん。 同じ英会話スクールに通う同級生の麦野さん。 朋も、どうやらお兄ちゃんも、学校には馴染めていないよう。 お兄ちゃんは、野球部を、朋は英会話をやめたいという気持ちをそれぞれの方法でママにぶつけていく。 朋はママを傷つけたくないけど、お兄ちゃんはすっかり反抗期。大人になってしまった。 パパとママの夫婦喧嘩も、この家に引っ越してから増えてしまった。 子どもたちの声に耳を貸そうとするけれど、空回りするママの姿にはイライラさせられる。 パパの家庭での在り方もとてもリアルだ。 そのリアルさと、少女の心の味方である曲がり角の世界と、岩瀬成子さんのお好きな、タイムファンタジーの世界になんともうまく誘われてしまうのです。 そしてあっという間に読み終えて、ビックリしてしまう。。
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