商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 青土社 |
発売年月日 | 2019/09/19 |
JAN | 9784791772131 |
- 書籍
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贈与論
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贈与論
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P.20 物の受け渡しが人間関係を表しているから P.42 giftとは贈り物であり、毒 P.51 インセストの禁止 女性を贈与しろという命令? P.91 戦争とは、過剰エネルギーの爆発?大規模な消費?どうかな。エネルギーはエネルギーと贅沢を産む。格差も。エネルギーが余剰すると戦...
P.20 物の受け渡しが人間関係を表しているから P.42 giftとは贈り物であり、毒 P.51 インセストの禁止 女性を贈与しろという命令? P.91 戦争とは、過剰エネルギーの爆発?大規模な消費?どうかな。エネルギーはエネルギーと贅沢を産む。格差も。エネルギーが余剰すると戦争、とは言い難いのでは。→マーシャルプランのような狂気を持った破産破滅的な贈与により戦争回避 P.105 自己犠牲は命の贈与。でも神風や自爆テロは死後の天国を約束することで贈与を交換にしている。 ジャンヌダルクの歴史 恐れずに戦地に行くことで奮起された、みたいな。 女性が贈り物、となる、の文脈で。 文化相対主義と、人権、という対立。 女性が贈与物となると、差別的?でも本人が良ければ良い?例えば 女子割礼とかは? 資本主義を突き抜ける、という副題。 贈与の観点で社会を考えると、 贈与で資本主義を解決? 戦争の回避のために、破壊的な贈与をするのか? 贈与する側って権威。圧倒的に強い。 贈与する人の態度。 相手が負担に思いすぎないように。 あげたったやろ?みたいな。 相手のことを考えない贈与がある。自分のための贈与。 快楽。 努力することが良い。 ぴえん、自己犠牲、風俗でホストに貢ぐ。 資本主義にコミットする=推しへの愛、 とても形骸的。 完全な自己犠牲はない。ないほうがいい。 貢献してる自分が好き、 もうみんなにもらっている。その分渡している、 とかもいいよね。 太陽ってそもそも自己犠牲? ---------- キリスト教でも、原罪。それを償う。 それが贈与、というか、交換?なのかな。 だから、寄付とかボランティアとか文化が広がるのかな? 173とその前 イサクの奉献って宗教が倫理の上にある。それがいいこととされるのかな。 176 デリダの、髪と家族どちらを優先させるか、ということはアポリアだ、というのは納得。 P.184 現代の社会構造も無力。 P190 存在は存在者ではない。ってどういうこと? P206 与えは与えられたものに襞のように織り込まれている。与えられたものが現れると、与えのひだは解消? P216 間与え とは?慈善団体などを介す。かんあたえ P.232 私は愛されているのか?は欲望であるため終わりがない。 P.236 互酬性の中に愛を持ってくるとダメ。それを超える。愛を経済に入れるな。ただ、与える。 P.242 神への愛において全てを放棄して神に与える。 P.260 うさぎの話。いただきます。と言うこと。
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日本人の哲学(思想史)研究者による、贈与に関する話。モースの『贈与論』をはじめとする海外の贈与に関する研究を基に、論述している。モースの贈与論も読んだが、日本人学者の書く本書は解説もわかりやすく、その他の著作にも幅広く振れているため、贈与に関する様々な考え方を理解できた。視点も面...
日本人の哲学(思想史)研究者による、贈与に関する話。モースの『贈与論』をはじめとする海外の贈与に関する研究を基に、論述している。モースの贈与論も読んだが、日本人学者の書く本書は解説もわかりやすく、その他の著作にも幅広く振れているため、贈与に関する様々な考え方を理解できた。視点も面白い。 「会社でも上司が部下に食事や酒をおごることは許されても、部下が上司におごろうとしたら、失礼な奴だと思われてしまう。社会的地位が上の者だけが、贈与するという特権をもっているのである」p13 「市場は商品の交換を通して利益をあげる場」p15 「贈り物にお返しがないと、贈り物を受け取った者が、さげすめられる。返す気もないのに受け取った場合が特にそうである(マルセル・モース『贈与論』)」p20 「年賀状のやりとりは、仕事仲間であれ友達どうしであれ、相手との関係を確認するものである。チョコレートも恋人の関係や仕事場での付き合いを表している。ネットでのやりとりも、そこには仲間どうしの関係が読み取れる。つまり、物の贈与とお返しはただそれだけの行為ではなく、人間関係が反映された行為なのである」p20 「利子をつけたお返しは、今まで返礼の義務を自分に課してきた者たちを返礼の義務を負う立場の者へと変えるためなのだ」p28 「受け取ることは、相手に借りができて心理的に束縛されてしまうことにつながる」p158 「人は宗教的信念のもとで最も残酷なことをする、という事実を見破ったのはパスカルである。キリスト教の歴史を紐解いても、十字軍による聖地エルサレムでの大虐殺、多くの同じ信仰の者たちを拷問し火あぶりに処した異端審問や魔女狩り、ヨーロッパ各地でのユダヤ人への迫害など、多くの例が思い浮かぶ。ユダヤ教では、「旧約聖書」には、ヨシュアとユダヤの民たちが神の命令でエリコやアイの町を破壊し住人を全滅させたことが誇らしげに記されている。わが国でも、中世には、仏教の諸派による宗教戦争がざらにあった。一向宗の門徒たちが大名を殺したり、日蓮宗の宗徒が一向宗の寺を焼き討ちしたり、天台宗の延暦寺の僧兵が京都の日蓮宗の寺院をことごとく破壊し門徒を虐殺したりした」p161 「9月11日、タワーが崩壊したとき、各人はタワーが崩壊するのをちゃんと見ていたし、これ以上現実的なものはなかったが、同時にそんなことはありえない、と私たちは言っていた。考えられない、つまり直観の法外さに適応した概念がないのだ、と」p209 「誰も自分のためにおいしい料理を、毎日作ろうなんていう気持ちにはなれない。待っていてくれる人があればこそ、人は一生懸命に料理を作る気持ちになる。こちらの方が自然な姿なのである(父親が死んでから料理を作らなくなった(平沢克己の介護体験))」p265 「社会学における反功利主義運動(アラン・カイエ(フランスの社会学者))」p278
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