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ファイフステル・サーガ(4) 再臨の魔王と女神の巫女 富士見ファンタジア文庫
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ファイフステル・サーガ(4) 再臨の魔王と女神の巫女 富士見ファンタジア文庫

師走トオル(著者), 有坂あこ

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ファイフステル・サーガ(4) 再臨の魔王と女神の巫女 富士見ファンタジア文庫

759

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 KADOKAWA
発売年月日 2019/09/20
JAN 9784040732343

ファイフステル・サーガ(4)

¥759

商品レビュー

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2019/10/12

隣国との戦争、内乱、灰エルフ防衛戦と来て今回は他国への侵入展開。元々魔王復活が2年後と明言されているから、どうしたってクライマックスを感じさせる展開をこの時点で匂わせるのは無理だと判っちゃいるが、それでも対魔王戦がまだまだ先の話と思うと流石に色々と思わなくもない それでも個々の戦...

隣国との戦争、内乱、灰エルフ防衛戦と来て今回は他国への侵入展開。元々魔王復活が2年後と明言されているから、どうしたってクライマックスを感じさせる展開をこの時点で匂わせるのは無理だと判っちゃいるが、それでも対魔王戦がまだまだ先の話と思うと流石に色々と思わなくもない それでも個々の戦闘・戦術シーンは面白いものばかりだから主な気持ちとしては「良いぞもっとやれ!」という気分になるのだけど この作品って勿論戦記物ではあるんだけど、この巻を読むと婚姻要素もかなり重要な要素を占めているように思える 本作の物語はカレルとセシリアの婚姻が認められることから始まり、第2巻では結婚式に辿り着くために何度も死を体験し、第3巻では婚姻を部族統治の手段として用いるギルセリオンが登場した。そしてこの第4巻ではコルネリウスとヘンリエッテの婚姻がセッティングされたことから騒動が始まっていく。 本作はいずれ訪れる魔王との戦いに向けて国を纏め上げていく事に重きを置かれているが、それが戦争の勝利や同盟だけでなくこういった部分にも表れているのだろうね そう考えると婚姻相手が居ないヴェッセルってどういう立ち位置なんだろう?と思わなくもないが。イエッタとかは流石に相手としては違うだろうし 今巻では重要人物ヘンリエッテを守護する人物としてノルベルトが登場する。流石に彼が第4の主人公になるというわけではないだろうけど、準主人公と言って差し支えないほどの活躍をしているね。偶然とはいえカレルやヴィッセルをして腹黒い参謀だと思わせる程の妙案を思いついたのだから まあ、彼の本来の役割は実直に物事をこなすことであるようだし今後はカレルの下で有能な手駒として活躍することになるのかな? そして今巻のメインとなるのはやはりヘンリエッテとコルネリウスだろうね 以前から意外な弱点として子供好きと知られていたコルネリウス。そして子供でありながら大望の影で後ろ暗い想いを抱くヘンリエッテ。こんな組み合わせが婚約を前提に揃ったらそりゃ面白い事態にならないわけがない コルネリウスは亡き妹を思い出させるヘンリエッテを前にして余計なことを喋ってしまうし余計な優しさも見せてしまう 同様にヘンリエッテも子供を子供として扱いどんな我儘でも聞いてやろうというコルネリウスを前にして自分が隠していた本心を詳らかにせずに居られなくなる コルネリウスはヘンリエッテに頼られる大人としての面を見せるようになり、ヘンリエッテはコルネリウスに大人に庇護される子供の面を見せるようになる 今のところの二人はどう見たって恋人や夫婦のようになんて見えないけれど、何年か経てばこの二人は良い組み合わせになるのではないかと、そう思えるような描写ばかりだったね 本作は毎回ラストをトンデモ発言で締めくくるのが恒例になってきているが今回もかなりのレベルの爆弾発言が。というか、あの発言だけでも次巻への期待が高まるのだけど、後書きでその期待感を更に助長させるような言及が…! これは益々続きを読みたい欲求が高まっていきますよ?

Posted by ブクログ

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