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もし関ヶ原の戦いが1年続いたら伊達政宗が天下を統一した 宝島社新書
916円
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 宝島社 |
発売年月日 | 2019/09/10 |
JAN | 9784800297778 |
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もし関ヶ原の戦いが1年続いたら伊達政宗が天下を統一した
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商品レビュー
2
2件のお客様レビュー
単純につまらない
歴史にもしもは無い。愚説ばかり述べて途中から書くネタが無くなくなり180ページも満たない。
tk
私たち後世の人間なので、あの戦国時代の総仕上げとも言うべき「関ヶ原の戦い」が、たった1日で終わってしまったことを歴史事件として知っていますが、関ヶ原の戦いに至るまでの経緯を調べると、当時の戦国武将がこの戦いは長期戦になると考えたのも無理のないことのように思います。 そのように考...
私たち後世の人間なので、あの戦国時代の総仕上げとも言うべき「関ヶ原の戦い」が、たった1日で終わってしまったことを歴史事件として知っていますが、関ヶ原の戦いに至るまでの経緯を調べると、当時の戦国武将がこの戦いは長期戦になると考えたのも無理のないことのように思います。 そのように考えた武将の一人に東北地方の雄であった「伊達政宗」が挙げられると思います。歴史に「もしも」を考えることを否定的にとらえる見方もありますが、私は頭の体操として、そして小説のような読み物として楽しんで読むことができます。著者は「逆説シリーズ」でお馴染みの、井沢氏です。今回も楽しませていただき感謝しております。 以下は気になったポイントです。 ・関ヶ原の戦い時の各大名の勢力図、徳川256、伊達58、上杉120、石田19、前田81、豊臣秀頼500、宇喜多57、毛利101、加藤23万石、石田三成は豊臣家を除いた大名の中でナンバーツーの上杉と毛利を味方につけた、こうした中で政宗は両者にとって、キャスティングボードを握った(p19、96) ・政宗の胸中には、北条との連携で常陸国の佐竹氏を攻め滅ぼし、さらに勢力を拡大をしようとしたはず。北条も政宗との連携があれば秀吉に対抗できるとして小田原城へ籠城した(p19) ・1600年7月17日、三成は「内府違ひの条々」という弾劾文を出している、発給者は五奉行のうちの三人(増田長盛、長束正家、前田玄以)である(p89) ・家康の頭を悩ますことになったのは、秀吉の遺児・秀頼も西軍の方に属することになった、豊臣政権の執行人としての家康の立場はかなり危うい者になった(p91) ・関ヶ原の戦いの時には、誰もが羨む場所(関東)がガラ空きになっていた、家康不在のときに江戸に攻め入り奪い取ることは、政宗ほどの実力がある武将であれば十分に考えられる、しかし関ヶ原の戦いがあまりに短すぎたことが不運であった(p103、105) ・秀忠率いる3万8000の軍は、いわば徳川軍の本軍を関ヶ原に向かわせなかった、直接功労者は真田親子だが、実行させたのは石田の手腕である、三成は西軍最大の小早川軍の裏切りを許した。つまり両者ともに、敵の最大級への部隊への工作には成功している(p111) ・石田三成は、小早川勢が裏切った時点で、第一ラウンドは負けだと見切って戦線を離脱すべきであった。(p114) ・関ヶ原の戦い後の徳川家康の置かれた状況は、賤ヶ岳の戦いに勝利した時点での秀吉の置かれが状況に似ている、織田家宿老である秀吉が、織田信雄や三法師の意を受けて行った織田家の御為という形をとっていた(p132) ・家康は、どさくさにまぎれて全国各地にあった豊臣家の蔵入地(直轄領)220万石のうち、大阪周辺の摂津・河内・和泉を豊臣家に残して、他は全て横領した。直轄領のなかには金銀山や貿易港も含まれていて、石高では400対65万石だが、その差はみかけよりもはるかに大きかった、没収された総領地は780万石、当時の全体の総石高数は1800万石(p134) ・江戸には大阪にはない致命的という欠陥があった、それは平地でありながら障害物(山)がいくつもあった、東京の地名に「谷」「台」「坂」がつく地名が多い(p139) ・教皇の支持を得られず、スペインに戻った宣長は、フェリペ3世から政宗あての返書を受け取るが、それは目的とした宣教師派遣と通商のことに一切触れられていなかった(p168) ・サンフェリペ号の対応には増田長盛があたった、その時の乗組員がいかにスペインが世界に広大な領土を持つ強国であるかを語った、それによれば、「まずバテレンを派遣してキリスト教徒をつくり、そのあと彼らの協力を得てスペイン軍が攻め込んで占領する」(p171) 2020年10月25日作成
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