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臨床真理 角川文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
| 発売年月日 | 2019/09/21 |
| JAN | 9784041083116 |
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臨床真理
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臨床真理
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商品レビュー
3.6
154件のお客様レビュー
やっぱり面白い。数年前に図書館で読んで面白すぎたのでまた読みたくなって購入して読みました。興味のある臨床心理士という職業の方が主人公という部分だけで読もうと思ったのですが、あまり明るいテーマではない、精神科、知的障害者養護施設、障害者の性欲、性犯罪など重いテーマだらけだったのです...
やっぱり面白い。数年前に図書館で読んで面白すぎたのでまた読みたくなって購入して読みました。興味のある臨床心理士という職業の方が主人公という部分だけで読もうと思ったのですが、あまり明るいテーマではない、精神科、知的障害者養護施設、障害者の性欲、性犯罪など重いテーマだらけだったのですが私は重いもののほうが好みなのですごい興味深かった。ミステリーとしてもよくできており、私の好きな方向性のミステリーだなと感じました。
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魅力的なキャラクターは出てきたがミステリーとしても医療ものとしてもストーリーはあんまりだったかも。先の展開が予想できすぎるし、露悪的なのに踏み込んで描かれてはおらず、それってどうなの?と思ってしまった。
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人の感情を色として感じ取る「共感覚」を持つ青年・藤木司を担当することになった臨床心理士・佐久間美帆。親しかった少女の死は自殺ではないと訴える司の言葉をきっかけに、美帆はその真相を追い始める。 人の心理を読み取り、理解しようとする心理士と、人の隠された感情まで見えてしまう青年。こ...
人の感情を色として感じ取る「共感覚」を持つ青年・藤木司を担当することになった臨床心理士・佐久間美帆。親しかった少女の死は自殺ではないと訴える司の言葉をきっかけに、美帆はその真相を追い始める。 人の心理を読み取り、理解しようとする心理士と、人の隠された感情まで見えてしまう青年。この二人を組み合わせた設定がまず面白い。 そして事件の核心に触れてからの後半は、緊迫感が凄まじい。主人公が追い詰められていく展開にはハラハラさせられ、ページをめくる手が止まらなかった。そんな中で特に心に残ったのが、理解できないものを無理に理解したふりをせず、それでも相手を信じ、冷静に行動する人物の姿。人と人との信頼が伝わってくる展開には胸が熱くなった。 立場も目的も異なる登場人物たちが、それぞれの「真理」を追い求めていく物語でもあったと思う。しかし、真理にたどり着けば、すべてを理解できるわけではない。犯罪へと向かった心理は読み取れても、それを理解することは到底できなかった。人の心理を知ることと、その人を理解することは同じではない。そう考えると、『臨床真理』というタイトルが読み終えて一層深く響いてくる。 知的障害というデリケートな題材を扱い、共感覚という特殊な設定を物語に溶け込ませながら、時には目を背けたくなるほど過激な描写にまで踏み込んでいく。それでいて、登場人物の心模様や組織のあり方、行動に至る動機は丁寧に描かれている。 社会の暗部にも、人間の心の奥底にも容赦なく踏み込み、最後は圧倒的なサスペンスで読ませる。これがデビュー作とは驚かされる。後の作品で何度も感じてきた「柚月裕子さんらしさ」は、すでにこの一作目からあったのだ。 読み終えて改めて思う。やはり私は、柚月裕子さんの作品が好きだ。
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