商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 国書刊行会 |
| 発売年月日 | 2019/08/23 |
| JAN | 9784336057426 |
- 書籍
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原始文化(下)
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原始文化(下)
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アニミズム、フェティシズム、儀礼など、今日においても論じられる内容の古典中の古典とも言うべき本であるように感じた。存在論的転回がなされ、非ー人間、あるいは、無生物への関心が高まるなか、霊的存在への信念という、アニミズム論を提唱したタイラーは、解説の章で書かれているように、現代にお...
アニミズム、フェティシズム、儀礼など、今日においても論じられる内容の古典中の古典とも言うべき本であるように感じた。存在論的転回がなされ、非ー人間、あるいは、無生物への関心が高まるなか、霊的存在への信念という、アニミズム論を提唱したタイラーは、解説の章で書かれているように、現代において見直されるべきものが多々あるようにも思う。個人的に考えたのは、残存は残存たり得るのかという問いだ。霊的存在への信念は、タイラーがいう野蛮時代からの残存であるとされるが、その意味や役割は、現代においてもなお野蛮時代とさほど変わらず残存しているとされる。では、それは残存なのだろうか。タイラーは、過去において意味があった奇妙な行為や信念が、発展した文明社会においてもなお意味を失いつつも残っていることを、残存という言葉を用いて言い表していたように思う。しかし、いまだに霊的存在への何かしらの信念が感じられる(日本においては)現状、それは残存ではないのではないか。
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