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花と奥たん(4)
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花と奥たん(4)
¥815
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商品レビュー
4
1件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
表紙に奥たん以外の"人間"がいるのは4巻にして初。 今までうるわしが丘の住人達とそれなりに交流を深めながら、基本的にはスタンドプレーだった奥たんだけど、4巻は胸もみ卵エロ親父とプチ旅行に出かけたり、元残され主婦と普通の吹き出しでおしゃべりしながらショッピングとお好み焼き作りを楽しんだりなど、他人と過ごすシーンが多い。 奥たんの表情が普段よりも豊かで、人と過ごす時間に尊さを感じるような呟きが漏れると、たった一人で大地に根を張るように立っている奥たんが、雪の中に消えたトマトの樹のように、とても儚く見えて来る。 (それでこのトマトの樹がいい。高橋しんらしい壮大さがある。トマトのくせにー) 奥たんを陰に日向にサポートするエロオヤジが男を見せて格好いい。無邪気に買い物を楽しむ奥たんをタバコを燻らせ見守りながら、残され主婦を追い出そうとする住人たちを金の力で黙らせる(5000円で。通貨価値どうなってんだ?)。かっけー! ずっと気になっていたうるわしが丘の外の世界。 都会は普通に見えていたけど、道の駅ではバザールで、蟹の大量発生から巨大なフェンスの建造など、不吉な空気が流れている。 学者も再登場。2巻で死亡フラグ立てた!と思っていたけどw 1巻の兵士さんはどうなったのかなー。 お好み焼きの仲直り回はまあ、最後の奥たんの手紙でボロボロ泣いたのだけど、離れていた友達と"仲直り"と言うフレーズには違和感があった。2巻のあれ、喧嘩別れか? 話がとんとんと展開してきたのもあり、流れは変わらないものの料理<人間ドラマになりつつある。 刊行スピードが急に上がり、相変わらず本も薄い。 お話の内容は文句ないんだけど、丁寧にそして効率的に1食1食を作る奥たんはやっぱり見たかったので、満点-1。 1ページめに登場するメニューを1つしか調理していないのは気になる。 例によってふろしきが広がってきたけど、次の巻でちゃんと畳めるのか?
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