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エレベーター
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エレベーター

ジェイソン・レナルズ(著者), 青木千鶴(訳者)

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エレベーター

1,980

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2019/08/20
JAN 9784152098788

エレベーター

¥1,980

商品レビュー

3.2

25件のお客様レビュー

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2026/03/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

すごく切ない気持ちになった やるせない怒りと辛さと悲しみ 掟に従うことってその環境下ではその瞬間を生きるために大切なんだろうけど、でも本当は長い目で見たらもっと大切にすべきことがある。 泣いたっていいし悲しみを精一杯感じたっていい。 人間が人間的で自然な感情を精一杯感じて、ゆっくりと痛みを感じて、受け入れて、治癒していく。そんなことができるのは安全で守られているからこそであって、それが出来る環境に感謝したいと思った。 詩集×長編作品 物語ではあるけど、文章の配置の仕方だけでなく言葉の言い回しや表現があくまで詩集だった。特に感覚や感情を何かに例えているところ、歌詞のような表現が詩集らしくて繊細で、だからこそ生々しくて妙に心が痛かった。 主人公ウィルにエレベーターの中で言葉や過去のエピソードや態度で教え諭そうとした先人たち。 「お前もくるか?」 復讐の道を辿るかどうかは置いておいて、自分だったら死んだ方が良いって思ってしまうかも。恋しい人たちと一緒にいきたいって思ってしまう。

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2025/06/24

詩の形式を取りながら、復讐の応酬の虚しさを強烈に訴える作品。 スラム街に住む少年ウィルは、兄を殺され、「掟」に従うため、兄の銃を持ってマンションのエレベーターに乗り込んだ。「掟」とは、泣かないこと、密告しないこと、復讐すること。 この「掟」も警察から理不尽な扱いを受けてきた故に生...

詩の形式を取りながら、復讐の応酬の虚しさを強烈に訴える作品。 スラム街に住む少年ウィルは、兄を殺され、「掟」に従うため、兄の銃を持ってマンションのエレベーターに乗り込んだ。「掟」とは、泣かないこと、密告しないこと、復讐すること。 この「掟」も警察から理不尽な扱いを受けてきた故に生まれたものなのだろう。 自宅のある7階から1階まで降りる間に、ウィルは不思議な体験をする。ウィルは復讐を果たすのか。 エドガー賞YA部門、ロサンジェルスタイムズ文学賞YA部門受賞ほか、多数受賞

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2025/06/22

麻薬や犯罪が日常化するアメリカ社会では、衝動に駆られ行動を起こしてしまう少年少女が多い。10代に向けて書かれたこの小説は、全文を詩で綴られている。 おととい兄のショーンが殺された。 アトピーにかかっている母さんのために石鹸を買いに出かけて…。 15歳のウィルは、兄が隠していた銃...

麻薬や犯罪が日常化するアメリカ社会では、衝動に駆られ行動を起こしてしまう少年少女が多い。10代に向けて書かれたこの小説は、全文を詩で綴られている。 おととい兄のショーンが殺された。 アトピーにかかっている母さんのために石鹸を買いに出かけて…。 15歳のウィルは、兄が隠していた銃を箪笥から探し出しこっそり家を出た。 「泣くな。 密告はするな。 "掟"に従って犯人を探し殺すのだ!」 8階から動き出すエレベーター。 7、6、5…各階でドアが開く度に、乗ってくるのは二度と会えないはずの人たち。煙草の煙と軋む音の中で交わされる声、声、声。 密閉された空間とLobbyまでの1分間。 エレベーターという硬質なものと、揺れ動く少年の感情とが絶妙に組み合わされている。詩形式なので臨場感が伝わり映像が見えてきた。 「Loser」喪失した"悲しみ" を、 「見知らぬ人に突然ペンチで奥歯を抜かれ、衝撃が頭蓋骨まで達する。ぽっかりと開いた空洞をいつまでも舌の先で探りつづけてしまうこと」と表現する。詩人らしいと思った。 兄ショーンの最後の言葉が心に残った。 著者から読み手へのメッセージだろう。 ウィルは踏み留まることができたと信じたい。  

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