商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | ポプラ社 |
発売年月日 | 2019/08/02 |
JAN | 9784591163566 |
- 書籍
- 児童書
きみの存在を意識する
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きみの存在を意識する
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商品レビュー
4.2
39件のお客様レビュー
ディスクレシアのひすい。 ディスグラフィアの心桜。 ジェンダーに悩む理幹…。 「生きにくさ」を抱える中学生の、連作小説。 * 痛い。 読んでいる間ずっと、チクチク、ヒリヒリと痛かった。 みんな、生きづらさを抱えて生きている。 「いい子」「いい人」でありたいと思い、 そんな自分に嫌...
ディスクレシアのひすい。 ディスグラフィアの心桜。 ジェンダーに悩む理幹…。 「生きにくさ」を抱える中学生の、連作小説。 * 痛い。 読んでいる間ずっと、チクチク、ヒリヒリと痛かった。 みんな、生きづらさを抱えて生きている。 「いい子」「いい人」でありたいと思い、 そんな自分に嫌気がさしたりしながら 摂食障害になる小春の章が、一番ヒリヒリした。 私も「いい人」症候群になっていると気づいていたから。 生きづらいのは私だけではない。 子どもだけではない。 生きづらいけれど、生きてようね。 一人、「生きてようね」ゲームをしてみる。 * 口を開けば悪口ばかりの娘と、高学年に進めたい。
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自分の中で1番好きな小説です!!! 視点がどんどん変わっていき、この世の中ではこんな人もこんな悩みを抱えている人もいるのだなっと感じさせる物語で 一人一人どうやって生きていくかどう思ってるのかみたいなのが分かります 自分はこれを小説という観点で一番最初に読みました 読みやすくお話...
自分の中で1番好きな小説です!!! 視点がどんどん変わっていき、この世の中ではこんな人もこんな悩みを抱えている人もいるのだなっと感じさせる物語で 一人一人どうやって生きていくかどう思ってるのかみたいなのが分かります 自分はこれを小説という観点で一番最初に読みました 読みやすくお話的にも飽きないので小説読もうもしてる人にはオススメです!!
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ディスクレシア(読むのが苦手)な子、性自認が「男」でも「女」でもない(戸籍上の)女子、漢字を書くことが苦手な子、里親制度で養子になった子、大人の言う「いい子」であることを自分に科す子、他人を弄るしかコミユニケーションが取れない子、過敏症が理解されずに怒りを爆発させる子、など様々な...
ディスクレシア(読むのが苦手)な子、性自認が「男」でも「女」でもない(戸籍上の)女子、漢字を書くことが苦手な子、里親制度で養子になった子、大人の言う「いい子」であることを自分に科す子、他人を弄るしかコミユニケーションが取れない子、過敏症が理解されずに怒りを爆発させる子、など様々な生徒がクラスの中にいます。 それぞれの生徒の視点から描かれる連作短編集です。 きっと、公立中学校には作品に描かれているように多様な生徒がいるのだろうと思います。 「普通」ってなんだろう、「当たり前」ってなんだろう、と読んでいるうちに何が正しいのかわからなくなり、改めて考えさせられる小説でもありました。 ただ、冒頭から出てくる担任が進める、「本を読んだ冊数を競う」という取り組みには、司書教諭として嫌悪感を抱きました。 本を多く読むことが正義ではありませんし、読書の仕方も様々であるはずです。もちろん、「多くの本を読む」ことは素晴らしいことではありますが、あくまでひとつの価値であってそれを他者に強制すべきではありませんし、この取り組みによって読書が苦痛に感じられるようになる生徒もいるでしょう。 フィクションとはいえ(そしてある種の「悪役」として描かれるキャラクターの言動であるとはいえ)、作品の立ち上がりでゲンナリするキャラが出てきたことで、作品を素直に楽しめなかった気もします。
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