商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | ビジネス社 |
発売年月日 | 2019/07/20 |
JAN | 9784828421155 |
- 書籍
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もう逃げない。
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もう逃げない。
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商品レビュー
3.3
12件のお客様レビュー
街録チャンネルでその言葉の発し方や人としての魅力に惹きつけられこの本を手に取りました。同じ年齢で、これほど強く生きている彼を尊敬します。
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1998年7月25日…あれからもう、考えればもうすぐ25年になる…。「和歌山毒物混入カレー事件」が発生、夏祭り会場で提供されるカレーに何者かがヒ素を混入させ、死傷者を多数出した事件…。約2ヶ月後に近隣住民の林健司・眞須美夫妻が逮捕される。林夫妻は、これ以前の保険金詐欺については...
1998年7月25日…あれからもう、考えればもうすぐ25年になる…。「和歌山毒物混入カレー事件」が発生、夏祭り会場で提供されるカレーに何者かがヒ素を混入させ、死傷者を多数出した事件…。約2ヶ月後に近隣住民の林健司・眞須美夫妻が逮捕される。林夫妻は、これ以前の保険金詐欺については認めたものの、本事件への関与は当初から今まで一貫して否定している…。事件当初はカレーに混入されたヒ素と林家にあったヒ素が同一のものと鑑定されていたが、その後の鑑定で異なる成分という鑑定もされているようで…。この作品は林夫妻が逮捕されてから、現在も拘置所にいる林眞須美死刑囚の長男が綴った作品…夫妻の逮捕直後から、いじめや暴力、性的虐待、不当な差別を受けながらも懸命に生き、先に出所した父を支えながら母の無実を信じる活動をはじめている…。 このニュースはよく覚えていて、林眞須美死刑囚が報道陣にホースの水を浴びさせてる映像はまだ脳裏に焼き付いてて、それからあまりいいイメージは持ってなかったんだけれど、この手記を読んでこの行動にも意味があったことを知りました。「和歌山毒物混入カレー事件」の真相については、今後裁判で明らかにされることを願います。この手記を読んで一番思ったのは、“死刑囚の長男”という立場の理不尽さ…、まだ成人もしてなかった4人の子供達がそれから辿った人生の過酷さ…親がどんな犯罪を犯そうとも、子供達は守られるべきだと強く感じました。4人の子供達のうち、長女はすでに他界されていますが…もし、親が犯罪者になろうとも周りの大人がしっかりとその未来を見守ってあげられていたら違ったものになったのではないかと、残念でもあります。
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1998年7月に発生した「和歌山毒物混入カレー事件」の犯人として逮捕された林眞須美死刑囚の長男の手記。 当時11歳だった長男のその後21年間が綴られている。 「殺人犯の息子」と言われ死刑判決が下されたその日からは「死刑囚の息子」と呼ばれた長男の人生には想像を絶するものがあった...
1998年7月に発生した「和歌山毒物混入カレー事件」の犯人として逮捕された林眞須美死刑囚の長男の手記。 当時11歳だった長男のその後21年間が綴られている。 「殺人犯の息子」と言われ死刑判決が下されたその日からは「死刑囚の息子」と呼ばれた長男の人生には想像を絶するものがあった。 『坊主憎けりゃ袈裟まで憎い』の諺通り、子供に罪はなくとも被害者の心中を想うと一概にNOとも言えない現実もある。 本著では警察の偽装を思わせる記述もあり冤罪の可能性も匂わせる。 犯人が否認し続ける以上、真相は藪の中で、子供達の人生も真っ暗だ。
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