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セレクション 戦争と文学(1) ヒロシマ・ナガサキ 集英社文庫ヘリテージシリーズ
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セレクション 戦争と文学(1) ヒロシマ・ナガサキ 集英社文庫ヘリテージシリーズ

アンソロジー(著者), 田口ランディ(著者), 原民喜(著者), 大田洋子(著者), 林京子(著者), 川上宗薫(著者), 中山士朗(著者), 井上ひさし(著者), 井上光晴(著者), 美輪明宏(著者), 後藤みな子(著者), 青来有一(著者), 橋爪健(著者), 大江健三郎(著者), 水上勉(著者), 小田実(著者)

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セレクション 戦争と文学(1) ヒロシマ・ナガサキ 集英社文庫ヘリテージシリーズ

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2019/07/19
JAN 9784087610475

セレクション 戦争と文学(1)

¥1,870

商品レビュー

5

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2024/08/18

おお、石内都さんの「ひろしま」だ! 「広島」をテーマにした作品の集められた一冊。 収められている作品は、原民喜、大田洋子、林京子・・・など多彩。 未読の心惹かれる小説、たとえば井上ひさし「少年口伝隊一九四五」 などもあるのだけれど、今回はパス。 なので、評価はせず。 このメン...

おお、石内都さんの「ひろしま」だ! 「広島」をテーマにした作品の集められた一冊。 収められている作品は、原民喜、大田洋子、林京子・・・など多彩。 未読の心惹かれる小説、たとえば井上ひさし「少年口伝隊一九四五」 などもあるのだけれど、今回はパス。 なので、評価はせず。 このメンバーだもん、★5に決まっているんだけれどね!w 今回は田口ランディ「似島めぐり」が目的。 似島について知りたいシリーズだw 女子高校生が、ライブでふと知った広島出身の中年ミュージシャンと 似島を訪ねる。 彼女の祖母は似島の養護施設で育ったと知ったからだ。 生前の祖母とはほとんど交流がなく、たまにあっても苦手なだけだったのだが・・・ と言う小説。 設定的にはどうなんだろうね、はこの際置いておく。 女子高生ダメだよ、中年のオッサンを頼っちゃ! あまり得意な作家さんではないけれど、 これは良いなと感じる一作。ラストが良いんだよね。 原爆の問題から、これも現代の社会へとつながって・・・

Posted by ブクログ

2019/08/09

美輪明宏さんが国民学校三年生だったころの長崎での体験をもとにした「戦」がいつまでも頭から離れない。 『「どうか死なせてくれまっしえ! 離してくれまっしえ! この子ば死なせて、私ばっかり生きちゃおれんとです。戦地に行っとる主人に申し訳なかです。この子は初めての子供です。どうか私も...

美輪明宏さんが国民学校三年生だったころの長崎での体験をもとにした「戦」がいつまでも頭から離れない。 『「どうか死なせてくれまっしえ! 離してくれまっしえ! この子ば死なせて、私ばっかり生きちゃおれんとです。戦地に行っとる主人に申し訳なかです。この子は初めての子供です。どうか私も…」 その大きな声に振り向くと、おんなのひとが巡査さんや二、三人の人に掴まえられて叫んでいます。下には筵(むしろ)が被せてあり、赤ちゃんの死骸が手だけのぞいています。 そばのお祖母さんが話しているのを聞くと新婚後、間もなく夫は出征し、戦地から子供に会うのを楽しみにしていると手紙が来ており、その奥さんは今日買物に行き爆撃に会い、やっと逃げのびて、やれ、よかったと背負った子をおろしたら、赤ちゃんの首がなかったそうなのです。そう言えば、その女の人の後ろ髪から首、背中は血だらけです。 …女の人は縛られたまま、首のない赤ちゃんの上の筵に倒れこみ、転がりながら哭いています。』 「ヨイトマケの唄」も好きだけど、この作品を美輪さんの朗読で聞いてみたい。 2019.8.13 追記 この日の朝日新聞夕刊のアート欄で偶然「布の来歴-ひろしまから」(入江泰吉記念奈良市写真美術館)という写真展の記事が目に留まった。 しわが大きく寄った衣服の写真が紙面に掲載され、「展示の中心は、広島平和記念資料館収蔵の被爆者の遺品を撮影した作品集『ひろしま』からの13点」と書いてあるのを見て「あっ」と思い、改めてこの文庫本の表紙をよく見てみた。 やはりそうだった。表紙の変色し皺が寄るけども軟らかい質感から可憐さも留めるスカートのように見える写真は、同じく作品集『ひろしま』から選ばれたものだった。 この文庫本を手にしていなければ出会えなかった偶然。石内都さんの斬新な視点からの作品を知るきっかけになったという点でも、この本を読んでいてよかったと思っている。

Posted by ブクログ

2019/08/01

『コレクション戦争と文学』からの文庫化。親本は確か全20巻だが、文庫版は全8巻予定とのこと。全20巻から精選された短編が纏められると思うので、2巻以降も楽しみ。

Posted by ブクログ

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