商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2019/07/16 |
JAN | 9784103527312 |
- 書籍
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1988年のパ・リーグ
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1988年のパ・リーグ
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商品レビュー
4.2
19件のお客様レビュー
1988年という年はパ・リーグの転換期の年だったことが詳しくわかりました。 南海の身売りは連日の報道から知っていたのですが、阪急の身売りはあっという間にという印象を当時持ったと思います。 そして伝説の10・19,ニュースステーションで負けが決まって守る選手達の表情に涙したことを思...
1988年という年はパ・リーグの転換期の年だったことが詳しくわかりました。 南海の身売りは連日の報道から知っていたのですが、阪急の身売りはあっという間にという印象を当時持ったと思います。 そして伝説の10・19,ニュースステーションで負けが決まって守る選手達の表情に涙したことを思いだします。
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球団の身売り! それも2球団‼️ この内容が大半を占めており、西武、近鉄の最終戦までもつれた優勝争いなど野球の話題が乏しく、評価は星2つというのが率直な感想。 ただ、当時、阪急の上田監督が身売りを知ってからは一気に読めて、これでかろうじて星3つかな?
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故近鉄ファンとして興味深く読んだ。なぜ南海、阪急が身売りをしたのか、交渉の過程を丁寧に解きほぐしている。西鉄が去った後の福岡市の官民挙げての誘致、ロッテの買収を探っていたダイエーの中内オーナー、ロッテが千葉移転を決め、関西国際空港での再開発で、大阪球場を失う南海がその話に乗ったこ...
故近鉄ファンとして興味深く読んだ。なぜ南海、阪急が身売りをしたのか、交渉の過程を丁寧に解きほぐしている。西鉄が去った後の福岡市の官民挙げての誘致、ロッテの買収を探っていたダイエーの中内オーナー、ロッテが千葉移転を決め、関西国際空港での再開発で、大阪球場を失う南海がその話に乗ったこと、宮古島での異業種交流会で生まれた阪急からオリックスへの身売りなど。知らないエピソードが多かった。 元読売新聞記者らしく、南海の吉村オーナー宅に連日新聞記者が押しかけた様子や、身売りに当たって3条件を提示したスクープをなぜ読売新聞が書けたか、事細かに書いている。川崎球場で近鉄がロッテを相手に死力を尽くしたダブルヘッダーをしている10月19日17時、阪急の身売り会見が発表される。阪急の上田監督は「シーズンの優勝を決める試合をやっている時に、こういう球団身売りの記者会見をやらなきゃならない」と近鉄や西武、パリーグファンに謝罪し、涙したという。この本で初めて知ったが、上田は日本シリーズを戦う1972年、阪急のヘッドコーチ時代に身売り話に巻き込まれたことがあったという。西鉄が解散、東映が身売りして、パリーグの解体だという報道が出て、浮き足立った阪急が巨人に破れた。上田の涙にはそうした苦い経験があった。 近鉄とロッテの10・19については、中継したテレ朝やニュースステーションの視点から書いてあり、NS史上、歴代3位の視聴率を稼いだこと、パリーグからテレ朝に感謝状が贈られたことなどが面白かった。今よりずっと野球人気が高く、でも巨人やセリーグに偏重して、パリーグが日陰だった時代。そんな時代が変わるきっかけとなったのが、関西電鉄2球団の身売りであり、1988年という年だったのだと再確認させられた。
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