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1988年のパ・リーグ の商品レビュー

4.2

19件のお客様レビュー

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2024/08/21

1988年という年はパ・リーグの転換期の年だったことが詳しくわかりました。 南海の身売りは連日の報道から知っていたのですが、阪急の身売りはあっという間にという印象を当時持ったと思います。 そして伝説の10・19,ニュースステーションで負けが決まって守る選手達の表情に涙したことを思...

1988年という年はパ・リーグの転換期の年だったことが詳しくわかりました。 南海の身売りは連日の報道から知っていたのですが、阪急の身売りはあっという間にという印象を当時持ったと思います。 そして伝説の10・19,ニュースステーションで負けが決まって守る選手達の表情に涙したことを思いだします。

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2024/02/09

球団の身売り! それも2球団‼️ この内容が大半を占めており、西武、近鉄の最終戦までもつれた優勝争いなど野球の話題が乏しく、評価は星2つというのが率直な感想。 ただ、当時、阪急の上田監督が身売りを知ってからは一気に読めて、これでかろうじて星3つかな?

Posted byブクログ

2023/01/27

故近鉄ファンとして興味深く読んだ。なぜ南海、阪急が身売りをしたのか、交渉の過程を丁寧に解きほぐしている。西鉄が去った後の福岡市の官民挙げての誘致、ロッテの買収を探っていたダイエーの中内オーナー、ロッテが千葉移転を決め、関西国際空港での再開発で、大阪球場を失う南海がその話に乗ったこ...

故近鉄ファンとして興味深く読んだ。なぜ南海、阪急が身売りをしたのか、交渉の過程を丁寧に解きほぐしている。西鉄が去った後の福岡市の官民挙げての誘致、ロッテの買収を探っていたダイエーの中内オーナー、ロッテが千葉移転を決め、関西国際空港での再開発で、大阪球場を失う南海がその話に乗ったこと、宮古島での異業種交流会で生まれた阪急からオリックスへの身売りなど。知らないエピソードが多かった。 元読売新聞記者らしく、南海の吉村オーナー宅に連日新聞記者が押しかけた様子や、身売りに当たって3条件を提示したスクープをなぜ読売新聞が書けたか、事細かに書いている。川崎球場で近鉄がロッテを相手に死力を尽くしたダブルヘッダーをしている10月19日17時、阪急の身売り会見が発表される。阪急の上田監督は「シーズンの優勝を決める試合をやっている時に、こういう球団身売りの記者会見をやらなきゃならない」と近鉄や西武、パリーグファンに謝罪し、涙したという。この本で初めて知ったが、上田は日本シリーズを戦う1972年、阪急のヘッドコーチ時代に身売り話に巻き込まれたことがあったという。西鉄が解散、東映が身売りして、パリーグの解体だという報道が出て、浮き足立った阪急が巨人に破れた。上田の涙にはそうした苦い経験があった。 近鉄とロッテの10・19については、中継したテレ朝やニュースステーションの視点から書いてあり、NS史上、歴代3位の視聴率を稼いだこと、パリーグからテレ朝に感謝状が贈られたことなどが面白かった。今よりずっと野球人気が高く、でも巨人やセリーグに偏重して、パリーグが日陰だった時代。そんな時代が変わるきっかけとなったのが、関西電鉄2球団の身売りであり、1988年という年だったのだと再確認させられた。

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2022/02/17

パ・リーグの暗黒時代から今の黄金期への劇的変化の1ページめを表すドキュメンタリー。 今となっては、暗黒時代も味わい深く大好きでしたがー。 パ・リーグのもっと夢のある将来への展望も楽しみ。 球団拡張、MLB加盟など、どなたか小説化してくれないかな?と、ふと思う。

Posted byブクログ

2021/02/07

1988年、32年前、自分は中学校2年生 何かぼんやりとニュースの中でやっていた近鉄対ロッテの試合を覚えています。 それが、この年のパリーグ、またはプロ野球界で起こった激動の一つの幕だった ということをこの本を読んで理解できました。 南海からダイエーへ 阪急から...

1988年、32年前、自分は中学校2年生 何かぼんやりとニュースの中でやっていた近鉄対ロッテの試合を覚えています。 それが、この年のパリーグ、またはプロ野球界で起こった激動の一つの幕だった ということをこの本を読んで理解できました。 南海からダイエーへ 阪急からオリックスへ ロッテの千葉への移転の動きもでき 地方にフランチャイズの目を向けたパリーグの動きは 今のセパ人気、実力ともに逆転した伏線だったようにも思いました。 色々な身売りの細かい話の積み重ねから 最後はドバっと近鉄対ロッテの手に汗握るルポ。 野球好きにはたまらない物語構成で、おもしろいです。

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2020/12/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ホークスが福岡に行く経緯がこの本のメインかな。タイトルから10・19のダブルヘッダーのことかしらと思ったらそちらは割とボリューム少なく、買収劇の裏側を描くゴリゴリ硬派な本だった。それでも知らないことが多く興味深く読めた。 ただ、最後の章の例の10・19の近鉄対ロッテ戦の選手の名前が間違っていてそこだけもやもや。誰も気づかなかったのかなー。牛島は和彦だよ!

Posted byブクログ

2020/10/10

1988年、高校生だった私。近鉄の10.19はよく覚えている。 しかし、南海、阪急の身売りはあまり記憶がない。プロ野球ほど国民に根付いたスポーツはない。もしカープが身売りになったら?それは大騒ぎ、暴動が起こるかも?

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2020/07/18

阪急→オリックス、南海→ダイエーへの身売りについて時系列を追って述べています。後半には近鉄の10.19の模様もあり。

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2020/02/09

1988年と聞くとやはり反応してしまう、パ・リーグ者としては。 テレビ朝日が「ニュースステーション」の中で放送を続けた伝説の10.19ロッテ対近鉄のダブルヘッダー第2試合だけでなく、阪急の身売り、そして南海の身売りと福岡への移転。なんでこんなことが同じ年に起きるのかと、興奮し、胸...

1988年と聞くとやはり反応してしまう、パ・リーグ者としては。 テレビ朝日が「ニュースステーション」の中で放送を続けた伝説の10.19ロッテ対近鉄のダブルヘッダー第2試合だけでなく、阪急の身売り、そして南海の身売りと福岡への移転。なんでこんなことが同じ年に起きるのかと、興奮し、胸を痛めたことは今もよく覚えている。 本書で印象に残ったのは、伝説のダブルヘッダーではなく、二球団の身売りに関する章。周到に準備され、練りに練られた戦略で進められた買収劇。ひとつタイミングが違っていたら、福岡移転を果たしたのは別の球団かもしれなかったという事実。企業買収に関するビジネス本を読んでいるような錯覚に陥り、あれは紛れもなく昭和最後の大事件だった、という思いがよみがえる。嗚呼、それにしても阪急身売りの発表が10.19だったのはなんとも残念すぎる。

Posted byブクログ

2019/12/23

セリーグの球団代表を務めた経験もある筆者が、いち新聞記者に立ち返って関係者に取材し、1988年秋にパリーグで起こった2球団の身売り騒動の真実について、10・19川崎球場のダブルヘッダー試合を交えながら記す。

Posted byブクログ