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ゴースト Sunnyside Books
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ゴースト Sunnyside Books

ジェイソン・レノルズ(著者), ないとうふみこ(訳者)

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ゴースト Sunnyside Books

1,650

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 小峰書店
発売年月日 2019/07/10
JAN 9784338287203

ゴースト

¥1,650

商品レビュー

4.2

8件のお客様レビュー

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2024/07/02

おれがほんとうにこわいのは、自分なんじゃないか、 問題は自分からは逃げられないってことだ。 自分という人間からは逃れられない。だが、なりたい自分に向かって走っていくことはできる。 トラウマと闘いながらなりたい自分を探している。 あったかくていい話だ。

Posted by ブクログ

2023/07/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

どんなに足が速くても、自分自身からは逃げられない。 でも希望と目標を持てば、どこまでも走ってゆける。 少年は、父親に撃たれそうになった心の傷を抱え、貧困と差別の中で育ち、「自分なんかダメなんだ」という考えから離れられない。声にならない悲鳴を抱えて生きている。 ある時ひょんなことから、陸上競技と出合い、才能を開花させていく。 まわりの大人たちもいい。コーチ。いつも行くお店のおじさん。みんな哀しみを知って暖かい。 お母さんの描写もいい。ただの立派なお母さんじゃない。看護師資格を取りたいけれど、一日働いた後は、ついついくだらない映画をみてだらだらしてしまう。宿題を前にゲームをしちゃう気持ちと同じだ。一生懸命働く尊敬すべきお母さんだけど、ダメダメな弱いところもちゃんと書いてある。 だけどそんなお母さんも、妹さん(少年の叔母さん)といっしょに息子の応援に行く時の服装(ど派手なピンクとか)、バスに乗り遅れちゃうとか、そういうちょっとした一言で、陽気で楽天的で健康で、何より息子を心から愛しているのが伝わってくる。 靴の万引きはハラハラするけれど、そして少年のこのまま何とかなるんじゃないかという気持ちもちょっとわかるように書いてあるけれど、結果的に良いほうにいってよかったと思う。 現実はもっとシビアだろうけども、ここに作者の祈りのようなものを感じた。 父親の撃った銃声は、ラストのスタートのピストル音へとつながる。 すばらしい本だと思う。 ただ一点、「ゴースト」という題名で損してると思う。 あ、ゴースト、お化けの話?じゃあいいや、って手に取らなかったらほんとに残念だ。

Posted by ブクログ

2021/09/27

走りを覚えたのは、父ちゃんが母ちゃんとおれに銃口を向けたときだ。母ちゃんと一緒に、とにかく振り返らずに走って逃げた。チャールズさんのお店に匿ってもらうまでね。 競技場で走ってるヤツらをのぞいたときには、まさか一緒にチームになるなんて思ってもみなかった。 そこで、おれはしつっこ...

走りを覚えたのは、父ちゃんが母ちゃんとおれに銃口を向けたときだ。母ちゃんと一緒に、とにかく振り返らずに走って逃げた。チャールズさんのお店に匿ってもらうまでね。 競技場で走ってるヤツらをのぞいたときには、まさか一緒にチームになるなんて思ってもみなかった。 そこで、おれはしつっこくてうるさいコーチに出会ったんだ。 〇気の良い男の子、だけどうまく周りとコミュニケーションをとれずに時々爆発してしまう。 ヒマワリの種が好きなのが切ない。母ちゃんと本当は父ちゃんも大好き。 大人の人たちが子どもを見守って必要なときに手を差し伸べるいい人ばかりだった。 思いっきり走れられるようになって良かった。 〇コーチの言葉は全部とっておきたい。

Posted by ブクログ

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