商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2019/06/27 |
JAN | 9784103277255 |
- 書籍
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緋の河
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緋の河
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商品レビュー
4.1
45件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
カルーセル麻紀をモデルにしたお話。 子どもの頃は特に偏見や罵倒される時代だったなか、柔軟でしたたかに生きるヒデ坊が強くて、賢くて惹きつけられる。 モデルになっているカルーセル麻紀の姿が目に浮かびくるので、小説と映像の間の感覚が楽しい。「ホテルローヤル」よりもこちらの方が面白い。読後カルーセル麻紀のことがもっと知りたくなった
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桜木紫乃さんが自身と同じ釧路出身のカルーセル麻紀さんの少女時代を他の誰にも書かせたくはないと思ってカルーセルさんにお願いして書いた小説とのこと。 今でこそ性同一性障害という病名が認められて戸籍の変更も出来るようになったけれど、カルーセルさんの幼少期は女性言葉を使っただけでも周り...
桜木紫乃さんが自身と同じ釧路出身のカルーセル麻紀さんの少女時代を他の誰にも書かせたくはないと思ってカルーセルさんにお願いして書いた小説とのこと。 今でこそ性同一性障害という病名が認められて戸籍の変更も出来るようになったけれど、カルーセルさんの幼少期は女性言葉を使っただけでも周りから『なりかけ』と呼ばれ化け物扱い。それでも自分の生きたいように生きる事を選びゲイボーイとして歌と踊りとトークの技術を極めテレビ出演のチャンスを掴むことに。 見た目は美しい女性なのに突然男言葉でキレる所が面白かったですが、最近あまりお見かけしないと思っていたら、81歳の現在も映画に出演されてました。ネットで映画の公開記念のトーク場面を拝見したら年齢は重ねていてもお美しいままでした。素晴らしいですね。 この小説には続編があるようなのでそちらも是非読んでみたいと思います。
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カルーセル麻紀さんをモデルにした作品。その生き様に引き込まれるように一気に読んだ。現代ではLGBTが話題になるなどだいぶ理解が深まったと言われてきても、まだまだ性同一性障害の方々には生きづらい世の中だと思う。まして戦後間もない日本でその息苦しさは如何ほどだっただろうかと感じる。精...
カルーセル麻紀さんをモデルにした作品。その生き様に引き込まれるように一気に読んだ。現代ではLGBTが話題になるなどだいぶ理解が深まったと言われてきても、まだまだ性同一性障害の方々には生きづらい世の中だと思う。まして戦後間もない日本でその息苦しさは如何ほどだっただろうかと感じる。精神的病気にさせられてしまう時代だったんだな。母と姉の言葉の全てが心に沁みる。
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