ドリトル先生航海記 新潮文庫

ヒュー・ロフティング(著者), 福岡伸一(訳者)

• 販売会社／発売会社: 新潮社
• 発売年月日: 2019/06/26
• JAN: 9784102401217

商品レビュー

2024/10/28

100分で名著に挙がっているものの、今まで読んだことはなく、それでもなんとなく動物の名医＝ドリトル先生というイメージだけはあった。今回番組を見たのをきっかけに読んでみました。

子供向けな物語かもしれないけど、大人が読んだら物語の楽しさだけでなく、学びも多くあるように感じる。

荷物は最低限にして臨機応変に生きていく姿は自由で強かったし、多くの生き物と向き合ってきたことでピンチの時には誰かしらに助けてもらえる信頼や運の強さもあった。誰にでも優しいのではなく、自信の意に削ぐわない時には拒否できる厳しさがあり、自然とはいろんなことが起こるという前提を受け入れてその場を嘆くことなくやり抜く強さも知識もあった。ただ、島国の王様となってからは責任感の強さが仇となっている人間らしい面も見られた。

その他、人種や文明の表現は、今では問題となるであろう言葉で表されており、当時は悪びれることなく当たり前のように差別的な表現をしてきたことが垣間見れる。

2024/10/27

大人が読むドリトル先生、子どもや弱者への付き合いかたを考え直すよい本
動物の言葉が分かるとは、些細なことに目や耳を向けること
他人に関心を持つ、相手の立場に立つ、大切にしたい

2024/10/15

たぶん昔読んだことあるかも
だけどまるで覚えていなかった
ドリトル先生と、スタビンズくんの楽しいけど
よく考えてみるとすごい危険な航海
航海の末の思わぬ展開
ワクワクが止まらない
これで100分で名著が楽しく見られます
児童書は改めて読むといくつもの発見があって
楽しすぎてたまらない！