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薔薇戦争 イングランド絶対王政を生んだ骨肉の内乱
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薔薇戦争 イングランド絶対王政を生んだ骨肉の内乱

陶山昇平(著者)

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薔薇戦争 イングランド絶対王政を生んだ骨肉の内乱

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 イースト・プレス
発売年月日 2019/06/01
JAN 9784781617916

薔薇戦争

¥2,200

商品レビュー

4.3

3件のお客様レビュー

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2023/12/02

長い間図書館から借りて積読状態だったがようやく読了。薔薇戦争に至る前史がわかりやすい。そうかと思ったのは紅白のバラは戦争当時はあくまで両家の徽章のひとつに過ぎず、簒奪者チューダーのイメージ戦略として後日知られるようになったという点。 ランカスター朝の成立からして胡散臭いというのは...

長い間図書館から借りて積読状態だったがようやく読了。薔薇戦争に至る前史がわかりやすい。そうかと思ったのは紅白のバラは戦争当時はあくまで両家の徽章のひとつに過ぎず、簒奪者チューダーのイメージ戦略として後日知られるようになったという点。 ランカスター朝の成立からして胡散臭いというのは感じていたが、ヨーク公家の主張もなんたか理屈っぽく、果ては正当な権利など微塵もないチューダー家が漁夫の利を得たことをあらためて確認したのでした。 そして前々から思っていたけれどとんでもない一族だなウッドヴィルは。彼らと関わらなければエドワードももう少し長生きして、ヨーク王朝は無事に続き、リチャードは北方の護りとして人生を全うできたのではないかとせんないことを考えてしまうのでした。 ↑薔薇戦争関係のどんな本を読んでも必ずこういう感想になる私は根っからのヨーク支持者チューダー嫌い。悪かったな。

Posted by ブクログ

2023/05/07

満点の面白さ! 薔薇戦争といえば百年戦争の後のイギリス国内の権力争い程度の知識しかなかったが、知れば知るほど興味が湧いてきた。プランタジネット家に連なるランカスター家と同じくプランタジネット家の家長にいたヨーク家の権力を賭けた血みどろの闘い。赤薔薇と白薔薇の間を権力が行ったり来た...

満点の面白さ! 薔薇戦争といえば百年戦争の後のイギリス国内の権力争い程度の知識しかなかったが、知れば知るほど興味が湧いてきた。プランタジネット家に連なるランカスター家と同じくプランタジネット家の家長にいたヨーク家の権力を賭けた血みどろの闘い。赤薔薇と白薔薇の間を権力が行ったり来たりするシーソーゲーム。 日本でも血族を殺してのしあがる話しはあるが、ここまでやるかと言うぐらい殺し合い、血のつながりは婚姻の道具程度の役割だった。 しかし、この非道の戦争を受け、イギリス国民は戦いに倦み次期のテューダー朝では安定した平和がおとずれる。そこからヘンリー8世やエリザベス1世のような絶対君主が生まれた。

Posted by ブクログ

2020/05/07

15世紀イングランドで勃発した王位をめぐる内乱である薔薇戦争を、前史にあたるランカスター朝の成立から書き起こした一冊。乱の経緯が分かりやすく、イングランド政体の変遷など背景事情にも目配りされた良書。

Posted by ブクログ

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