ザ・フォーミュラ 科学が解き明かした「成功の普遍的法則」

アルバート・ラズロ・バラバシ(著者), 江口泰子(訳者)

• 販売会社／発売会社: 光文社
• 発売年月日: 2019/06/19
• JAN: 9784334962296

商品レビュー

2024/06/05

成功には上限がない　→冪乗則に従う
パフォーマンスには上限がある　→ ベル曲線（正規分布）に従う

冪乗則に従うものの具体例
報酬　株価　町の規模　人気

成功するには、パフォーマンスレベルをベル曲線の橋近くの高いレベルまで上げる必要はある。
→目標設定は過去の自分との比較でここを目指すと良さそう。

成功の第一法則
成功はパフォーマンスが促す。パフォーマンスが測れない場合、ネットワークが促す

第二法則
パフォーマンスには上限があるが、成功には上限がない

第三法則
過去の成功✖️適応度＝将来の成功
多くの人に当てはまるパッフォーマンスを過去に成功した実績が加速させる
大衆の損失回避による結果起こっていると思われる

第四法則
チームの多様性が成功をもたらすが、評価されるのはチームの中の知名度の高い有名な人

第五法則
成功をいつ掴むかはランダム。数打つほど成功率は上がる。

2024/01/27

科学的な観点から成功者を分析するという発想が面白い。
成功者の様々な共通点を謳う書籍は数多くあるが、データから導き出される結果を提示してくれる本は珍しいように思う。
残酷な真実も多いが、知っていなければ使えない知識もあり、学びになった。

2023/07/15

要約すると、成功するためには能力と合わせてコネクションや運が大事という内容。アルゴリズムで科学的に調査した結果とのこと。
書いてあることには納得だが、語られるエピソードはノーベル賞やバンクシー、タイガー・ウッズなどスポットライトを浴びるトップオブトップの話ばかり。普通の人間だったらそこまでの成功を求めずに、ちゃんと人並みにお金稼いでたまに贅沢して職場や地域・家庭に居場所があるだけで十分幸せと感じるはず。冒頭にも「成功」の定義について記述があるが、「成功」と「幸福」の差を考えさせられる。