商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 白揚社 |
発売年月日 | 2019/06/01 |
JAN | 9784826902083 |
- 書籍
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父親の科学
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父親の科学
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商品レビュー
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子育てにおける父親の影響は、子育てにおける母親の影響に比べて無視できる、というのが以前の定説。 そのため、子育てにおける父親の影響は、これまであまり研究されてきませんでしたが、20世紀後半から徐々に研究が盛んになってきました。 その結果、母親とは役割は異なるものの、父親の影響は、...
子育てにおける父親の影響は、子育てにおける母親の影響に比べて無視できる、というのが以前の定説。 そのため、子育てにおける父親の影響は、これまであまり研究されてきませんでしたが、20世紀後半から徐々に研究が盛んになってきました。 その結果、母親とは役割は異なるものの、父親の影響は、母親と同様に大きいことがわかりつつある、というのが、この本の主旨かと。 また、父親の在り方は、子育てだけでなく、子どもの生まれながらの特性にも大きく影響する、とのこと。 以前は、子どもの特性については、母親の在り方のみが影響すると考えられていましたが、こちらについても、父親の影響は大きいようです。 それから、近年は、父親も子育てに関わるケースが増えていますが、このことについて、母親側は、ありがたいと思いつつも、拒否する感情も持ち合わせていることがわかりつつあるそうです。 子育てにおける男女の役割分担に対する考えについては、古い習慣が深く根付いているようで、すぐに変えるのは難しいですが、この本の内容が広く浸透すれば、父親も母親も、より適切な形で子育てに関わることができる時代が来るはずだと思います。 なお、この本では、父親がいない場合についても述べており、その場合は、父親の代わりになる存在がいれば、問題ない、とのこと。 たとえば、同性のカップルが養子をとる場合については、子育ての役割分担ができればOK、だそうです。
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☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆ http://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB28432308
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「父親は育児に必要か。」心理学、人類学、動物学、遺伝子学など、さまざまな専門家の研究成果をもとに科学的な立場から父親についての事実を明らかにし、父親にまつわるステレオタイプを一掃しようとしています。訳書のため文章の言い回しが英文的でわかりにくいところもありますが、新たな知見を得る...
「父親は育児に必要か。」心理学、人類学、動物学、遺伝子学など、さまざまな専門家の研究成果をもとに科学的な立場から父親についての事実を明らかにし、父親にまつわるステレオタイプを一掃しようとしています。訳書のため文章の言い回しが英文的でわかりにくいところもありますが、新たな知見を得ることにとても興奮しながら読み進めることができました。特に9章「父親の役割」は、父親の仕事と家庭の葛藤など興味深い内容で、科学的な内容は難しくて読む気がしないという人は、ここだけでも読むべき価値があると思います。 全体を通して、父親が子どもに与える影響の多さ・強さに圧倒されました。自らの育児を根底から見直し、いま以上に責任感を持って育児に取り組みたいと思います。
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