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国家の統計破壊 インターナショナル新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社インターナショナル/集英社 |
発売年月日 | 2019/06/07 |
JAN | 9784797680386 |
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国家の統計破壊
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国家の統計破壊
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商品レビュー
3.8
5件のお客様レビュー
2021年末の大掃除で発掘した本です、この本は2021年の間に読む本の様ですね。読みかけになっていたために、評価は「★一つ」にしております。内容が不満足だったわけではありません。 2021年12月29日作成
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「毎月勤労統計調査」の不正なデータ補正が発覚後、7月の参院選時点で公表を差し控えていた2018年の実質賃金は17年と比べ0.4%のマイナスだった。 つまり、2017年から2年連続のマイナス成長に陥っている。 良く見せようとして統計偽装などしないで欲しい。 なにも統計手法の見直し...
「毎月勤労統計調査」の不正なデータ補正が発覚後、7月の参院選時点で公表を差し控えていた2018年の実質賃金は17年と比べ0.4%のマイナスだった。 つまり、2017年から2年連続のマイナス成長に陥っている。 良く見せようとして統計偽装などしないで欲しい。 なにも統計手法の見直しを否定しているわけではない。 都合の悪い事実でも、事実としてきちんと示して欲しいと思っているだけだ。 そうでなければ、長期的視野での真っ当な対策が打ち出せないではないか。 さて、本書では2016年に行われたGDPの異常なかさ上げの中身が示されている。 私としては、これが知りたくて本書を手にした次第だ。 特に10兆円規模にも及ぶ(内訳はないと内閣府が回答している)「その他」という項目の中身。 ・自分の持ち家について発生したことにする家賃(これがGDPの10%も占める) ・消費に使ったポイント額(消費支出額が1.4%も増える) これ以外にも、建設投資とか飲食サービスとか雑多にあり、過去に遡った補足値も眺めると信じがたいデータが見えてくる。 持ち家について発生したことにする家賃に至っては、2002年まではゼロ補正(日本全国賃貸住宅生活?)だ。 肌感覚からあえて言わせてもらえば、近年の日本のGDPは公表値から20兆円程下回る値だと読み替えた方が良い。 過去のデータとの連続性については信ぴょう性が損なわれてしまっているので要注意だ。
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2019年8月読了。 「賃金がほとんど伸びないのに物価だけが急上昇したので消費が冷えた」(214ページ) 「ただ単に国民を貧乏にしているだけ」(同上) 統計不正問題は一部の役人の業務上のミスではなく、国家的な意思が働いて(もしくは「忖度」によって意思とは関わらず、とも言えそうで...
2019年8月読了。 「賃金がほとんど伸びないのに物価だけが急上昇したので消費が冷えた」(214ページ) 「ただ単に国民を貧乏にしているだけ」(同上) 統計不正問題は一部の役人の業務上のミスではなく、国家的な意思が働いて(もしくは「忖度」によって意思とは関わらず、とも言えそうですが)今日の姿に至っているのだと思う。 それでも選挙でリセットされないわが国。 闇が深い、深過ぎる。
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