商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2019/05/30 |
JAN | 9784065155592 |
- 書籍
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酔芙蓉
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酔芙蓉
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商品レビュー
4.5
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政争を繰り返す貴族たちから一族を守るため、青年は美しき冷たい悲しい仮面を被った。 平安時代後期。 藤原隆季は、類い稀なる美貌を持つ公達。 その美貌ゆえに、権力者の我欲に翻弄されながら、我が家の存続、我が息子の安泰のため、権力者の寵愛を受け、下級公家でありながら「保元の乱」「平治...
政争を繰り返す貴族たちから一族を守るため、青年は美しき冷たい悲しい仮面を被った。 平安時代後期。 藤原隆季は、類い稀なる美貌を持つ公達。 その美貌ゆえに、権力者の我欲に翻弄されながら、我が家の存続、我が息子の安泰のため、権力者の寵愛を受け、下級公家でありながら「保元の乱」「平治の乱」を経て、出世を遂げて行く。 天皇や公家の名前が、相変わらず「??」状態ではあったけど、メモを片手に、読んで行った。 読み進めるにつれ、だんだん引き込まれて、なかなかに面白かった。
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一番辛いのは、視点の揺れ。忠雅視点が常盤視点になり、忠雅視点に戻って第1部終わり。第2部は隆季視点。家成の回想シーンは当然だけど家成視点。常盤視点に呈子視点と目が回る〜 忠雅と頼長の関わりは純粋と言えば聞こえはいいが、このご時世に浮世離れ過ぎ。なんで忠雅が頼長と隆季の間を取り持つのかもさっぱりわからん。三者とも得をしないよね?まあ忠雅はボンボンだし。父を早く亡くしたとは言え、義父・家成の庇護下で順調に出世するし。 末茂流の為に引き裂かれた隆季と呈子だけど、更に前の世代の家成と得子も鳥羽院に踏みつけられていたし。 清盛と隆季の奇妙な盟が印象的…ホンマかいな。 清盛と常盤の因縁はかなり凝ってるけど、軍記物から持ってきてないか? 忠通と頼長の摂関家当主争いはかなり史実に忠実かと。保元平治の乱って、こういう流れだったのね。
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