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ソンジュの見た星 路上で生きぬいた少年
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ソンジュの見た星 路上で生きぬいた少年

リ・ソンジュ(著者), スーザン・マクレランド(著者), 野沢佳織(訳者)

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ソンジュの見た星 路上で生きぬいた少年

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 徳間書店
発売年月日 2019/05/25
JAN 9784198648633

ソンジュの見た星

¥2,200

商品レビュー

4.3

5件のお客様レビュー

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2022/07/17

この本には、1997年からおよそ5年間の北朝鮮の現実が描かれている。 1997年の時、10歳の少年だったソンジュ。 彼はこの物語の主人公であり、著者である。 そう、この物語はノンフィクションなんです。 1991年、共産主義の大国だったソ連が崩壊し、北朝鮮は最大の貿易相手国兼支援...

この本には、1997年からおよそ5年間の北朝鮮の現実が描かれている。 1997年の時、10歳の少年だったソンジュ。 彼はこの物語の主人公であり、著者である。 そう、この物語はノンフィクションなんです。 1991年、共産主義の大国だったソ連が崩壊し、北朝鮮は最大の貿易相手国兼支援国を失った。 その後、異常気象による飢饉。 配給制度の崩壊。 そして1994年7月8日、北朝鮮のキム・イルソン主席が死去。 ソンジュは、夢・教育・家・両親と、全てを失い路上生活者となる… この当時の北朝鮮の実情は本当に壮絶で、信じ難いものがある。 当時私も、ニュースなどで北朝鮮の飢饉の様子を知ってはいた。 しかし、すぐ隣国の事であるにもかかわらず、若かった私はどこか他人事のように感じていた… 同じ時代を生きていながら、生まれた国によってこんなにも生活が違う事実…改めて考えさせられる。 そして20世紀の日本と朝鮮半島の歴史… ソンジュは浮浪児になったが、歳の近い6人の仲間と“兄弟”になる。 掟は“絶対に仲間を見捨てない” “誰かが取り残されたら、みんなで探しにいく” “助け合い、信じ合い、何でも分け合う” “絶対に内輪もめはしない” 兄弟がいたから、生きてこれた。 そんなソンジュの言葉。 “家って、場所じゃなくて、人なんた” ソンジュ(著者)はその後脱北し、韓国国籍を取得する。 ソウルにある大学を卒業後、イギリスの大学院などで学び、南北朝鮮の統一や、脱北者の人権問題などに取り組んでいるという。 この本は、図書館の児童書コーナーで目に止まり、借りてみたのだけど、…(先日まで「脱北航路」を読んでいたから)… こんなにも壮絶なノンフィクションとは思わず、読み終えた今、息も止まるほどの胸の苦しさを感じている。 隣国を知るために、そして私達日本との関わりを知るためにも、多くの人に読んでもらいたい作品です。

Posted by ブクログ

2020/10/13

平壌は比較的普通の暮らしが出来るが、都落ちすると全く生活が違うのだと驚いた。 鏡城や田舎での浮浪児生活はとても衝撃的でよく生き抜いたなと思った。

Posted by ブクログ

2019/12/10

すごい本だった。 未だに素性を明かすことができない北朝鮮の現実。 あの90年代の飢餓の話はこういう話だったんだなあと驚きながら読んだ。

Posted by ブクログ

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