商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社インターナショナル/集英社 |
発売年月日 | 2019/05/24 |
JAN | 9784797673739 |
- 書籍
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なぜリベラルは敗け続けるのか
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なぜリベラルは敗け続けるのか
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商品レビュー
3.7
7件のお客様レビュー
私自身はリベラルの考え方は好きですが、左派のやり方は苦手です。 (「保守」政党も革新政党も支持していません) 岡田さんは比較的まともなほうだと思いました。ただ、こんなに難しく書く必要はなくて、「リベラル」の人たちは、ちょっとでもスタンスの違う人とは一緒に行動できないからと「異分...
私自身はリベラルの考え方は好きですが、左派のやり方は苦手です。 (「保守」政党も革新政党も支持していません) 岡田さんは比較的まともなほうだと思いました。ただ、こんなに難しく書く必要はなくて、「リベラル」の人たちは、ちょっとでもスタンスの違う人とは一緒に行動できないからと「異分子」を排除して、細分化してきた。ある組織で「排除」をしていくということは、そこにいてもいつか自分が「排除」されるかもしれないという不安が常につきまというということ。「保守」支持でなくても、リベラルを支持しない人たちは、それに気がついているんです。 共産主義もある種性善説に基づいていると思いますが、戦後日本の民主主義も結局、どちらかというと性善説に基づいているから、今の政治腐敗につながっているような気がします。「人間は悪いことをするもんだ」という前提に立たないと、民主主義ってうまくいかないのかな、なんて、ちょっと落ち込んだりもしました。 あらゆる「政治」は、共生のための落としどころをさぐっていく、特に民主主義は非常に面倒なシステムです(そういう意味では、戦後昭和の保守政党は、わりと本当の意味での保守だったような気がします)。白黒ハッキリすることは人間社会ではほぼなくて、だいたいがグレーなのです。そのグレー、「清濁併せのむ」ことができるかどうか。面倒事が嫌だというなら、どうぞ全体主義になってください、ということだと思います。われわれ有権者には、その面倒事を引き受ける覚悟が必要なんだと思いました。
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利権優先の思考が肌に合わない、教育・福祉・人権の平等を訴えて弱き立場の人々との助け合いを求めるならば、現在の社会を望む境地へどうすれば近づけるのか。政治を理念を貫く手法でなく、泥臭いゼニカネの話で運営しようではないかと説く。飯食うのだからカッコつけないで徒党を組む、"持...
利権優先の思考が肌に合わない、教育・福祉・人権の平等を訴えて弱き立場の人々との助け合いを求めるならば、現在の社会を望む境地へどうすれば近づけるのか。政治を理念を貫く手法でなく、泥臭いゼニカネの話で運営しようではないかと説く。飯食うのだからカッコつけないで徒党を組む、"持続可能" は "自然に優しい" 以前に "人間に優しく" なければ持続できない。"そうじゃない" と反論すれば、その優しくない理念は、人の心に届かない故に空論へと陥る。誰も助けようとしてないもん、あなたが忌み嫌う "分断" を煽ってどうするの。リベラル諸氏ここで歯止めをかけられるか。変わるのは社会ではなく、まず私たちからなのだ。
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衆院選がある今年読まれるべきタイムリーな一冊。朝日新聞のオピニオン記事で、かねてからリベラル勢に募っていた思いがほぼそのまま述べられていて、本書も是非読んでみたいということになった。 わずか2年とはいえ時間が空いてしまったことと、現状総裁選の前に書かれたことで文脈が先鋭化してるせ...
衆院選がある今年読まれるべきタイムリーな一冊。朝日新聞のオピニオン記事で、かねてからリベラル勢に募っていた思いがほぼそのまま述べられていて、本書も是非読んでみたいということになった。 わずか2年とはいえ時間が空いてしまったことと、現状総裁選の前に書かれたことで文脈が先鋭化してるせいもあってか短いながらも記事の方が伝わったように思う。 本書で述べられているのは結局考えの違いを述べるのは上から目線ではなく相手のことも慮って言葉を選ぶべきだということと、選挙に票を投じないのはそのまま多数派へのメリットを与えるだけだとする、それほど目新しくないオピニオンで終始してしまった。 生地のテイストはそのままなれどそれを薄く引き伸ばして経験的なエピソードを入れ込んだぐらいのもので少々残念。
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