商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 光文社 |
発売年月日 | 2019/05/23 |
JAN | 9784334912826 |
- 書籍
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或るエジプト十字架の謎
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或るエジプト十字架の謎
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商品レビュー
3.7
14件のお客様レビュー
南未希風シリーズの短編4編。エラリー・クイーンの国名シリーズのオマージュとのこと。 残念ながらクイーンの国名シリーズは未読。でも、ローマ帽子、フランス白粉、オランダ靴、エジプト十字架、それぞれが事件の鍵になっていて、単体でも十分楽しめる。 未希風シリーズ、個人的にはさわやかで好...
南未希風シリーズの短編4編。エラリー・クイーンの国名シリーズのオマージュとのこと。 残念ながらクイーンの国名シリーズは未読。でも、ローマ帽子、フランス白粉、オランダ靴、エジプト十字架、それぞれが事件の鍵になっていて、単体でも十分楽しめる。 未希風シリーズ、個人的にはさわやかで好きなんだけど、未希風本人のキャラが地味なのは否めない。これまでは、しっかり者で弟思いの姉、美貴子がそれを補っていたところがあったけど、今作ではアメリカ人法医学者エリザベスがその役を担っている。 男言葉のエリザベスに最初は違和感を覚えたけれど、慣れればそれはそれで面白い。シリーズ化されているようなので、このコンビの今後に期待したい。 ✳︎或るローマ帽子の謎 頭部が潰された遺体の身元は誰なのかが鍵となる。ロジックは理解できるけれど、犯人については想定外で微妙。 ✳︎或るフランス白粉の謎 ローマ帽子に続き、コカイン絡みの話。現場に放置されたコカインと白粉の謎解きは秀逸。 ✳︎或るオランダ靴の謎 ミステリによく出てくる〝足跡のトリック〟。いかにも柄刀さんが好きそうだけど、いい意味で裏切られた。 ✳︎或るエジプト十字架の謎 案内板に縛りつけられた頭部のない遺体。「T」字に磔にされた姿が、どことなく宗教的で神秘的な雰囲気を醸し出している。でも真相はもっと現実的で、論理的な解答が用意されているのが柄刀さんらしい。
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国名シリーズオマージュの短編集。 ロジックの切れ味は鋭いのだが、全体的に地味さがただよってしまうのが難点か。 男言葉で喋るエリザベスが浮いてしまっていた印象もある。無理にそうやってキャラを立てる必要はなかったのでは? フランス白粉とオランダ靴の短編が好み。
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評価が高かったので久々に柄刀一さんの作品を読んだのですが、なんと探偵役が南美希風とは!懐かしい友人にあったようでそれだけで嬉しくなりました! 内容はオーソドックスな本格ミステリーですが、柄刀さんの作品らしい、どことなく幻想的な雰囲気を感じます。 何よりも、クイーンの国名シリー...
評価が高かったので久々に柄刀一さんの作品を読んだのですが、なんと探偵役が南美希風とは!懐かしい友人にあったようでそれだけで嬉しくなりました! 内容はオーソドックスな本格ミステリーですが、柄刀さんの作品らしい、どことなく幻想的な雰囲気を感じます。 何よりも、クイーンの国名シリーズをパスティーシュし、『ローマ帽子』『フランス白粉』『オランダ木靴』『エジプト十字架』がトリックの要に使用されているのが溜まりません!
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