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物部氏と石上神宮の古代史 ヤマト王権・天皇・神祇祭祀・仏教 IZUMI BOOKS
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物部氏と石上神宮の古代史 ヤマト王権・天皇・神祇祭祀・仏教 IZUMI BOOKS

平林章仁(著者)

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物部氏と石上神宮の古代史 ヤマト王権・天皇・神祇祭祀・仏教 IZUMI BOOKS

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 和泉書院
発売年月日 2019/05/20
JAN 9784757609105

物部氏と石上神宮の古代史

¥2,970

商品レビュー

4.3

5件のお客様レビュー

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2025/12/23

「物部=軍事」という定番イメージを、祭祀と呪術の側からひっくり返す一冊。律令以前のヤマト王権を、世俗の秩序だけでなく、神宝に宿る霊威や鎮魂の作法によって支えられた"宗教的な統治"として組み直していく議論が、まず刺激的。 石上神宮に伝わる七支刀や鉄盾は、単なる...

「物部=軍事」という定番イメージを、祭祀と呪術の側からひっくり返す一冊。律令以前のヤマト王権を、世俗の秩序だけでなく、神宝に宿る霊威や鎮魂の作法によって支えられた"宗教的な統治"として組み直していく議論が、まず刺激的。 石上神宮に伝わる七支刀や鉄盾は、単なる武器ではなく「服属の証」として献上され、王権支配を保証するレガリアとして機能した――この視点に立つと、禁足地・神宝・奉斎氏族の配置そのものが政治言語に見えてきます。さらに、崇仏・排仏の対立を「保守vs開明」に回収せず、王権が独占する先進文化(仏教)を誰が握り、どう配分するかという権力闘争として捉えるため、蘇我氏と物部氏の関係も"信仰"より"統治技術"として立ち上がる。 創作視点では、「呪術的支配 → 成文法(律令)的支配」への転換を、制度の進歩としてだけ描かず、古い支配の担保(神宝・祭祀権)をどう処理したかという政治ドラマに落とし込める。石上神宮を「氏神社」でも「武器庫」でもなく、王権中枢の"保証装置"として置くと、聖域(禁足地)×政治(服属)×儀礼(鎮魂)が一箇所で噛み合う。 文章は学術的で論理的。推測は推測と明記する誠実さがあり、引用史料の現代語訳や詳細目次も助けになります。ただし、旧事本紀の系譜精査や類字名の連続など、前提知識が要る場面はあるので、神話と古代官制の基本だけは押さえて臨むのが安心。古代の王権を「制度」だけでなく「精神構造」から読みたい人、物部氏像を更新したい人に確実に薦めたい研究書。

Posted by ブクログ

2025/08/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

物部氏と石上神宮。古代史本でよく名前は出てくるけれど、何となく漠然としたイメージしかなかった。この本を読んで、初めてある程度高い解像度で知ることができた。天皇を中心とする祭祀的な世界から、壬申の乱を経て成文法の世界へ。それに伴い、祭祀を担う物部の役割も終わったということか。世界の認識は時代とともに変わる。そんなことを感じた。

Posted by ブクログ

2020/04/17

物部氏がヤマト王権でどのように扱われていたのかを中心に、物部氏について、また、古代王権の特性や宗教感といったことを推考している本。 蘇我氏との権力争いに敗れた勢力扱いであまり研究されてる話が無いけれど、よくよく調べてみるとヤマト政権に対する影響力がとても強い立場にいたことや、仏...

物部氏がヤマト王権でどのように扱われていたのかを中心に、物部氏について、また、古代王権の特性や宗教感といったことを推考している本。 蘇我氏との権力争いに敗れた勢力扱いであまり研究されてる話が無いけれど、よくよく調べてみるとヤマト政権に対する影響力がとても強い立場にいたことや、仏教推進派の蘇我氏と仏教否定派の物部氏との争いと単純化されがちだがその見解だといろいろ矛盾が生じたり実情と違ってるなんてことが書かれてて古代史の魅力が伝わる内容だった。

Posted by ブクログ

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