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世界の辺境とハードボイルド室町時代 集英社文庫
924円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2019/05/17 |
JAN | 9784087458787 |
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世界の辺境とハードボイルド室町時代
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世界の辺境とハードボイルド室町時代
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商品レビュー
4.2
31件のお客様レビュー
雑学がたくさん詰め込まれた本。 高野さんが本を書く際に、敢えてシリアスなことも面白おかしく書いている事、そしてその理由についても言及されている箇所が印象的だった。
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- ネタバレ
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室町時代って面白い! 色々と驚きのネタに溢れていたが、一番印象的であったのが「ムラ」社会の発生が応仁の乱前後であった事。 その背景として、緊迫化する社会の中で、個人は身の安全のために地縁を拠り所とし「地域共同体」を作って、それをセーフティネットとしたのが始まりらしい。それまでは帰属意識は薄く、何か起こるとサッと逃げていたらしい。 また、現代でも問題になっている「同調圧力」の発生のきっかけが面白かった。地域共同体となった農村社会は「生活の共同体」であると同時に、年貢が村単位で取り立てられていたため「生産の共同体」でもあった。そのため、一人でも生産できないと他の人に迷惑がかかり、同調圧力が発生したとある。 現代のミャンマーの農村社会も「生活の共同体」ではあるが、税が個人単位で取りたれているため同調圧力が必要なく、風通しが良く気楽らしい。税の取り立て方一つで、ここまで違いが出てしまうのが悲しい。個人単位で税が徴収されていたら日本ももっと住みやすくなっていたのかもしれない。 他にも面白いネタに溢れた本書。応仁の乱以前の日本は今と全く違い、ソマリアやミャンマーなどの外国とほとんど変わらないらしい。そう思うと、発展途上国にも親近感が増す気がする。
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第80回ビブリオバトルinいこま「ダブル」で紹介された本です。 コロナ禍のため現地とYouTube live配信のハイブリッドで実施。 https://www.youtube.com/watch?v=jBqOWY70sGc 2020.11.22
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