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自閉症という知性 NHK出版新書

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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | NHK出版 |
発売年月日 | 2019/03/11 |
JAN | 9784140885802 |
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自閉症という知性
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自閉症という知性
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1. 自閉症スペクトラムと認知特性 - 自閉症の認知特性は多様であり、個々の体験が時間や空間の認識に影響を与える。 - 自閉症スペクトラムを持つ人々は、時間感覚や空間認識において「マイノリティ」としての視点を持つ。 - 認知特性に基づく時間の流れや経験は、個人によって異なり、一般...
1. 自閉症スペクトラムと認知特性 - 自閉症の認知特性は多様であり、個々の体験が時間や空間の認識に影響を与える。 - 自閉症スペクトラムを持つ人々は、時間感覚や空間認識において「マイノリティ」としての視点を持つ。 - 認知特性に基づく時間の流れや経験は、個人によって異なり、一般的な社会規範とは異なる場合が多い。 2. 時間と空間の認識 - 時間や空間の感じ方は、各個体の認知特性に依存し、絶対的なものではない。 - 自閉症当事者は、時間感覚において「三分も三時間も同じように感じる」といった特徴を持つことがある。 - 社会の規範に従った時間の管理(例:時計の利用)は、近代の象徴であり、合理主義と関係がある。 3. 予測能力と不安 - 自閉症スペクトラムの人々は、周囲のシグナルや人間行動の微細なサインを正確に受け取ることが難しい。 - 予測できない状況に対する不安は、自閉症の「症状」の中心に位置する。 - 予測不安を軽減するために、規則的な行動を好む傾向が見られる。 4. 仮想空間における自己表現 - 仮想空間(例:セカンドライフ)において、自閉症当事者が自らの内面的な地図を表現する手段として利用される。 - ラレというアバターは、視覚的な認知特性を活かして自己表現を行い、他者とのコミュニケーションを図る。 - 仮想空間では、自分らしさを維持しながら他者とつながることが可能であり、社会的な適応を助ける。 5. 社会的理解と偏見 - 自閉症の理解には、社会的な偏見が影響を与えることが多い。 - 多数派の視点から見た「症状」の理解は、個々の特性を隠蔽する場合がある。 - 自閉症スペクトラムの人々の体験は、疾病とみなされることがあるが、実際には個々の個性として認識されるべきである。 6. アートと自己の探求 - アートや音楽は、自閉症当事者が自己を表現する重要な手段である。 - ラレのデジタルアートやDJ活動は、彼の内面世界を外に表現する場となる。 - 自閉症の特性がアートの創造性に寄与し、豊かな精神的活動を展開する可能性がある。 7. 教育と社会適応 - 自閉症の認知特性を理解した教育アプローチが必要である。 - 既成概念に囚われない教育環境が、個々の特性を活かす鍵となる。 - 自閉症スペクトラムに対する理解を深め、社会的な適応を支援するための積極的な取り組みが求められる。 8. 結論 - 自閉症スペクトラムの理解には、多様な視点が必要であり、個々の体験を尊重することが重要。 - 定型的な知性と非定型的な知性が共存することで、より豊かな社会を形成する可能性がある。 - 自閉症当事者の視点を取り入れた社会的な枠組みの構築が求められる。
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タイトルを一読して、ふと「知性ってなんだろな」と思いました。読了しても、ハッキリした答えを出せず、今でも考え続けています。 「障がい」を定義づけることは、ひょっとしたら哲学に通ずることなのかもしれません。
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三者三様の自閉症あるいは発達障害が語られ、彼らが持つ「知性」が語られる。彼らの持つ知性を語る言葉はそのままいたずらに発達障害者の天才性を称揚するだけで終わらず、定型発達者の持つマジョリティとしての感性への異論/カウンターとしても指摘されている。だが、発達障害者と定型発達者の間に溝...
三者三様の自閉症あるいは発達障害が語られ、彼らが持つ「知性」が語られる。彼らの持つ知性を語る言葉はそのままいたずらに発達障害者の天才性を称揚するだけで終わらず、定型発達者の持つマジョリティとしての感性への異論/カウンターとしても指摘されている。だが、発達障害者と定型発達者の間に溝を無闇に作ることなくこの世界のあり方に一石を投じるスタンスは良識的で、この著者の知性としなやかさを感じさせる。良識的であるがゆえに地味な本なのだけれど、それでもこうした本がリリースされることは発達障害を考える上で試金石となるだろう
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