商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 小学館 |
発売年月日 | 2019/03/19 |
JAN | 9784091288998 |
- コミック
- 小学館
トラップヒロイン(3)
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トラップヒロイン(3)
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商品レビュー
4
1件のお客様レビュー
本作の方向性って大分変則的だと前々から思っていたのだけど、それがどのようなものかは自分の中で曖昧なままだった。けど、17話の華の発言で色々とはっきりしたような気がする 小日向ってここまで話が進めばその正体はかなり見えてくるんだけど、本人は変わらず男として振る舞っている。でも見た...
本作の方向性って大分変則的だと前々から思っていたのだけど、それがどのようなものかは自分の中で曖昧なままだった。けど、17話の華の発言で色々とはっきりしたような気がする 小日向ってここまで話が進めばその正体はかなり見えてくるんだけど、本人は変わらず男として振る舞っている。でも見た目はどう見ても女 女子からは女友達のように扱われ、男子からは男友達として扱われる。水着は女物を着るのに寝る際は男部屋 そのどっちつかずな在り方はとても狡いものであると同時に、人間関係に雁字搦めになっている者からすれば確かに「格好良い」と映るものなのかもしれない そんな小日向に対して千路田はずっと男友達として接してきた。これはそもそも小日向が望んだから でもそれは完璧に思い込んだ上での態度ではなくて、海で小日向が攻めた水着を着ていると聞いた際には性的なものを想像してしまうし、肝試しで押し倒した際には関係を壊しかねない発言をしてしまう そういった諸々を見るに千路田の中で小日向を男友達と思い込む限界点は既に訪れていたのだろうね。 だから小日向が花丸の代わりに試合をすると聞けば、男友達相手であればしないような態度を取り、小日向を止めようとする。苛つきをぶつけてしまう そのようにして千路田と小日向の関係性が壊れかけた空気の中で、「ちゃんと友達になりたい」と言葉に出し、その上で小日向を助けるために手を尽くした華の行動はとても良かったなぁ 小日向への友達発言、花丸への助言、伊藤との混浴。他人を拒絶してきた華が自分を変えるために、誰かを変えるために精一杯頑張った それは千路田に対する一つのアドバイスになる。 「嘘」によって自分や他人を傷つけたと後悔する小日向。そんな小日向に対して千路田は自分の中に確かにあった、でも小日向のために封印していた想いを遂に吐露するのか 次巻で最終巻ということだけれど、この変則的な方向性を持った物語がどのような結末を迎えるのか楽しみで仕方ない
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