- 書籍
- 文庫
騎士団長殺し 第2部 遷ろうメタファー編(上)
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
騎士団長殺し 第2部 遷ろうメタファー編(上)
¥605
在庫なし
商品レビュー
3.9
70件のお客様レビュー
あるところでは真相が明かされてきて、またあるところでは謎が深まっていく話であった。 それにしても主人公の「私」はどこまで渋い人物なのだろう。こういう包容力や余裕があり知的な人物が大人と呼ばれるのだと思う。 随所に出てくるお酒や料理や音楽を調べながら読み進むと、より内容に引き込ま...
あるところでは真相が明かされてきて、またあるところでは謎が深まっていく話であった。 それにしても主人公の「私」はどこまで渋い人物なのだろう。こういう包容力や余裕があり知的な人物が大人と呼ばれるのだと思う。 随所に出てくるお酒や料理や音楽を調べながら読み進むと、より内容に引き込まれる。
Posted by
いよいよ第二部へ。 主人公の画家の周りには何枚かの絵がある。依頼を受けた白髪の紳士免白の絵は寛政し既に依頼主の手元に渡ったが、現在は秋川まりえをモデルにした絵を描いており、また東f北のある町でほんの少し出会っただけなのに妙に印象に残った白いスバル・フォレスターの男を途中まで描...
いよいよ第二部へ。 主人公の画家の周りには何枚かの絵がある。依頼を受けた白髪の紳士免白の絵は寛政し既に依頼主の手元に渡ったが、現在は秋川まりえをモデルにした絵を描いており、また東f北のある町でほんの少し出会っただけなのに妙に印象に残った白いスバル・フォレスターの男を途中まで描いた油絵、そして「騎士団長殺し」。 「騎士団長殺し」を描いた雨田具彦とその弟に関する過去の闇も少しずつ明らかになってくる。それは村上春彦の作品で良く取り上げられる戦争に関連する悲惨な出来事であり、本作でも「騎士団長殺し」を巡る重要なモチーフであることが推測される。 そんなとき、秋川まりえの行方が分からなくなっていると彼女の叔母から連絡が入る。一体彼女はどこに行ってしまったのか。騎士団長の不思議なヒントを手掛かりに、何とか彼女を探し出そうとするところで、以下最終巻へ。 村上春樹の作品はそれなりに読んできたのだが、一体ここからどうなっていくのだろう、謎は深まるばかり。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
免色はついに秋川まりえと対面する。 雨田具彦の過去がかなり明らかになる。弟の死が関係していそう。彼はなんでスタジオに現れたのか?主人公は雨田具彦と会うのか?会ったらどうなるのか? ユズの懐妊と主人公の夢との関係は?空間を超越した移動はあるのか? 秋川まりえの肖像画、スバルフォレスターの男の肖像画、雑木林の中の穴、そして騎士団長殺し、どう絡んでくるのか? まりえのお父さんの変な宗教が今後絡んで来るのだろう。 村上春樹の小説によく出てくる壁とか穴が、今回はなんの象徴となるのか? 第一部のプロローグで出て来た、肖像画を描いてほしいという、顔のない男が持っていたお守りのプラスチックのペンギンがついに出て来た。まりえの携帯に付けていたものだった。 どのような終わりになるのか?楽しみ。
Posted by