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西遊記 妖怪たちのカーニヴァル 世界を読み解く一冊の本
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西遊記 妖怪たちのカーニヴァル 世界を読み解く一冊の本

武田雅哉(著者)

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西遊記 妖怪たちのカーニヴァル 世界を読み解く一冊の本

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 慶応義塾大学出版会
発売年月日 2019/02/23
JAN 9784766425567

商品レビュー

4.3

3件のお客様レビュー

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2025/10/19

 著者の武田雅哉先生は「猪八戒」推しみたいです。そのせいで、読後の印象は7割くらい「猪八戒」です!タイトルの「妖怪たち」は「猪八戒と仲間たち」に変えた方がよいかも。(笑)  サブタイトルに「妖怪」とありますが、妖怪に特化した内容ではないです。幅広く『西遊記』関連の研究書・文献が...

 著者の武田雅哉先生は「猪八戒」推しみたいです。そのせいで、読後の印象は7割くらい「猪八戒」です!タイトルの「妖怪たち」は「猪八戒と仲間たち」に変えた方がよいかも。(笑)  サブタイトルに「妖怪」とありますが、妖怪に特化した内容ではないです。幅広く『西遊記』関連の研究書・文献がまとめてあって、卒論とか書く人にはよいです。  『西遊記』について、できあがる過程から説明されています。  実在の人物である玄奘(げんじょう/三蔵法師)の、旅の記録が『大唐西域記』です。これには民話・伝説も盛りだくさんだったとか、これがゼロを1に変えたみたいですね。  『西遊記』の物語は、妖怪たちが三蔵法師を襲うことで進んでいきます。何で妖怪たちはそんなことをするのか、考えたことなどなく、そんなもんだと思ってました。  武田先生によれば、どうやら妖怪たちの間では、三蔵法師を食べると「不老不死」が得られるという情報が広まっていたみたいです。  だから、妖怪さんたちの目線だと三蔵さんは「究極のアンチエイジング食材」だそうです。  その食べ方もおもしろい!わたしは、妖怪さんたちは生(なま)の三蔵さんをバリバリ食べるのかと思っていました。  でも違ってました。妖怪さんたちはちゃんと「調理」しようとしてるんです。それぞれ好みの調理法があるようです。人気は「蒸し」。親や親せきをよんで、巨大せいろで蒸かし、ふっくらやわらかくしてから食べたいようです。  妖怪さん、食べものに釣られてたんですね。(笑)  さて妖怪のつぎは「カーニヴァル」です。サブタイトルの「妖怪たちのカーニヴァル」かっこよすぎです!  武田先生、『西遊記』はミハエル・バフチンさんとかいう人がいう「カーニヴァル文学」じゃないの?とおっしゃるわけです。  「カーニヴァル文学」?なんじゃそれです。価値をさかさまにするような、聖者を引きずりおろしたり、格下げするような感じ?  そんな目でみると同時代の西欧のほうにも似たような作品があるようです。 フランソワ・ラブレー、『ガルガンチュア物語』と『パンタグリュエル物語』 ミゲル・デ・セルバンデス、『ドン・キホーテ』  特に『ドン・キホーテ』に登場する「サンチョ・パンサ」については「猪八戒」とおんなじだと、ここでも猪八戒にこだわる武田先生でした。  『西遊記』について知らない視点を求めていたら、『ドン・キホーテ』に来ちゃいました。(笑)

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2020/08/22

面白かった。西遊記はそれなりに興味を持って幾つかは読んでいるので、筆者の意見には共感できるところも「そうかな?」と疑問に思うところもあったり。でも、読み終わるとまた西遊記を読んでみようという気持ちになる本。私ももう少し古い西遊記に近いものにトライしてみたいという意欲がわいてきた。

Posted by ブクログ

2019/10/09

以前中公文庫の『西遊記』を読んで、子供の頃から知っている西遊記との違いに驚いた。 西遊記をもっと知りたい!と手に取ってみた一冊。 前半は西遊記のダイジェスト。 後半から解説やら、中国の長~い歴史の中での変遷やら。 時代によってお話もかなり変わっているようで、私の読んだ中公文庫の...

以前中公文庫の『西遊記』を読んで、子供の頃から知っている西遊記との違いに驚いた。 西遊記をもっと知りたい!と手に取ってみた一冊。 前半は西遊記のダイジェスト。 後半から解説やら、中国の長~い歴史の中での変遷やら。 時代によってお話もかなり変わっているようで、私の読んだ中公文庫の『西遊記』と、岩波文庫の『西遊記』も違っているのか?と興味が湧いてきた。 『西遊記』をモチーフに書かれた文学作品もたくさんあるそうで、中でも、中国のSF作家童恩正の『西遊新記』がとっても面白そう! 人類がロケットやらスペースシャトルやらを頻繁に飛ばしてくるようになった天界では、悟空、八回、悟浄を下界に偵察に向かわせる。雲に乗って降りた先はアメリカ合衆国で、レーダーに感知されたため異星人としてNASAに保護される…というお話。 検索したけれど、日本語版は出版されていないような。 残念。

Posted by ブクログ