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続・大人になるためのリベラルアーツ 思考演習12題
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続・大人になるためのリベラルアーツ 思考演習12題

石井洋二郎(著者), 藤垣裕子(著者)

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続・大人になるためのリベラルアーツ 思考演習12題

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京大学出版会
発売年月日 2019/02/21
JAN 9784130033909

続・大人になるためのリベラルアーツ

¥3,190

商品レビュー

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2023/02/22

現実社会に直面する課題について、思考を停止することなく、考え続け議論を重ねる授業。東京大学で行われた授業を書籍化したもの第二弾。 今回興味を持った問いは、 成人年齢は引き下げるべきか プライバシーと治安は両立できるか 以上の2点。 それぞれの問いに対して思考を深め議論を重ねるには...

現実社会に直面する課題について、思考を停止することなく、考え続け議論を重ねる授業。東京大学で行われた授業を書籍化したもの第二弾。 今回興味を持った問いは、 成人年齢は引き下げるべきか プライバシーと治安は両立できるか 以上の2点。 それぞれの問いに対して思考を深め議論を重ねるには、さまざまな分野の知識や見識を求められる。まさに、教養。 重たいテーマに怯まず果敢に参加している学生。学生に真摯に向き合う教師。 良い関係で進行していく授業を受けているような気分になる。

Posted by ブクログ

2022/01/15

借りたもの。 現在、私たちが直面する12個の問題について学生がディスカッションしていく。 それは問題解決の糸口を探すものではなく、フェルミ推定型の方法でまとめられている。 意図するところは学生たちに「問題構成力」――「そもそも…とはなにか」という定義を説明・探求する気づき――と「...

借りたもの。 現在、私たちが直面する12個の問題について学生がディスカッションしていく。 それは問題解決の糸口を探すものではなく、フェルミ推定型の方法でまとめられている。 意図するところは学生たちに「問題構成力」――「そもそも…とはなにか」という定義を説明・探求する気づき――と「批判的思考力」――自分の意見を述べるときは相手との共通点や相違点を明確にしながら、誰にでも理解可能な形で言語化する最低限のルール――を養う事。 掲載されている議題は12個。 1.気候工学は倫理的に許されるか 2.成人年齢は引き下げるべきか 3.速く走れる人間をつくっても良いか 4.芸術に進歩はあるか 5.人工知能研究は人為的にコントロールすべきか 6.民主主義は投票によって実現できるか 7.軍事的安全保障研究予算をもらってもよいか 8.絶対に人を殺してはいけないか 9.学問は社会に対して責任を負わねばならないか 10. 自由と公共性は両立するか 番外編.議論によって合意に達することは可能か 最終章.プライバシーと治安は両立できるか どの問題も、何か解決策や指標が見いだされるというよりも、現在の言葉の定義の探求と提起された問題のグレーさ故の良くも悪くも様々な可能性が言及される。 問題の「何が問題か?」を再確認する作業だった。 それは‘リベラルアーツの主たる要素である「複数の立場を自在に往復する柔軟さ」(p.300)’を養うためのステップだった。

Posted by ブクログ

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