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圓朝
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圓朝

奥山景布子(著者)

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圓朝

1,980

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社
発売年月日 2019/02/20
JAN 9784120051654

圓朝

¥1,980

商品レビュー

3.4

10件のお客様レビュー

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2022/03/10

圓朝のことを知らずに読み始めましたが、とても有名で偉大な落語家さんだとよくわかりました。 圓朝は落語の才能に長けていたけど、弟子を育てる才能にはあまり恵まれなかったのかな。 弟子に裏切られるのはつらい。 師匠の圓生から嫌がらせをうけた過去があるからか、弟子にはあまり強く言えず...

圓朝のことを知らずに読み始めましたが、とても有名で偉大な落語家さんだとよくわかりました。 圓朝は落語の才能に長けていたけど、弟子を育てる才能にはあまり恵まれなかったのかな。 弟子に裏切られるのはつらい。 師匠の圓生から嫌がらせをうけた過去があるからか、弟子にはあまり強く言えず、弟子からみても、世間からみても、『良い師匠』でいようとすることに縛られていたのではと感じました。 自分の経験や身近な話から噺を作ったりするところ、自分でもこういう話があったら面白いな、人物や場所を変えてみたらどうだろう…などと妄想を膨らませることが多いのでめちゃくちゃ共感ポイントでした。 ただ、あそこまで露骨に元ネタがわかるよう作ったら、傷つく人も出ますよね…。 才能があるからギリギリ許されたのでしょうか…。 あとぽん太がすごく可愛いです。

Posted by ブクログ

2021/08/14

落語好きにとって圓朝像はそれぞれにあり 逢うことがかなわなかったからこそ 尊い存在になっている 本書はそのイメージを壊すことなく 新たな圓朝の姿を塗り重ねることができた 芸と生活と 芸に携わる者の永遠のテーマであり 生きていてこその芸であり 生きるための芸ではない 圓朝の生涯の苦...

落語好きにとって圓朝像はそれぞれにあり 逢うことがかなわなかったからこそ 尊い存在になっている 本書はそのイメージを壊すことなく 新たな圓朝の姿を塗り重ねることができた 芸と生活と 芸に携わる者の永遠のテーマであり 生きていてこその芸であり 生きるための芸ではない 圓朝の生涯の苦悩を思うと苦しくなる

Posted by ブクログ

2020/10/31

幕末と明治を駆け抜けた、近代落語の祖、三遊亭圓朝。 「怪談牡丹灯籠」「真景累ヶ淵」など、今は定番となり、語り継がれる噺家の一生が描かれます。 母に反対されても落語家の道に進み、芝居噺で人気をとりますが、師匠や弟子からは嫌がらせにあってしまいます。 数々の苦境の中、生みだした怪談噺...

幕末と明治を駆け抜けた、近代落語の祖、三遊亭圓朝。 「怪談牡丹灯籠」「真景累ヶ淵」など、今は定番となり、語り継がれる噺家の一生が描かれます。 母に反対されても落語家の道に進み、芝居噺で人気をとりますが、師匠や弟子からは嫌がらせにあってしまいます。 数々の苦境の中、生みだした怪談噺や人情噺で独自の境地を切り開き、当代一の人気咄家に成長します。 女性関係や息子との確執など、波乱万丈の一生が描かれます。 「昨日のことは今日忘れ、朝のことは夕べに忘る。だからこそ、同じ物を食べても日々に新しくうまく、同じことを聞いても初めての心地で楽しんで聞ける。どうも人間、我欲が強くなると、なんでもかでも覚えておこう、残しておこうとするが、それは存外、不幸のもとということじゃ。某(それがし)など、昨今ずいぶん幸せですぞ」 ー 230ページ

Posted by ブクログ

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