傲慢と善良

辻村深月(著者)

• 販売会社／発売会社: 朝日新聞出版
• 発売年月日: 2019/03/05
• JAN: 9784022515957

商品レビュー

2024/11/04

傲慢と善良。分かる、とても分かる。
分かりすぎてアラサーにはぐさぐさ刺さる。
"ピンとこない"の正体の説明に納得しかない。
これはすごい恋愛ミステリー。

2024/10/31

婚活で出会った彼女が、結婚式を間近に控えたある日、突然姿を消した。ストーカーに怯えていた彼女は誰かに連れ去られたのか？！行方を探すうちに、彼女の過去に触れ、そして自分自身の過去とも向き合うことになっていく。
学生時代は女性にモテモテで、将来設計を真剣に考えてこなかった男性。
大人しく真面目で恋愛下手。親に逆らうことなく、流されるまま依存してきた女性。
結婚とは？恋愛とは？自立とは？
知らず知らずのうちに、相手を見下し見下され、点数をつけてつけられ。
結婚せず、実家に居続けている私自身をメッタ刺しにしまくってきて、反論のしようもない。ツラい。けどおもしろかった。

2024/10/16

とりあえずハッピーエンドになってよかった。
話は面白かった。すらすら読めた
本の厚さにびびったが、そこまで長さを感じることなく読めた。
人と向き合うとはどういうことか考えさせられた。
婚活の話、きついなー。
婚活において「傲慢と善良」は障壁になるらしい
「傲慢」と「善良」について、説明があったが、イマイチ納得できない部分があった。

傲慢…恋愛や婚活として異性が異性を見る時、自分のいい所で勝負して相手を低く見る。
とあったが、自分はそうは思いませんっ！
それが、相手を傷つけることになるのはわかるし、いい事ではないのはわかる。
だけども、相手を受け入れられない自分を「傲慢」と表現されるのは、あまりに酷じゃないか…許してやってくれよ…
恋愛や好きという感情に対して、相手を選ぶような視点をもつことが傲慢だというなら、どんな人にもよさはある訳で、その良さを見てその人と付き合えってことか？選んでる場合かって？難しいぜそれは？厳しいって！ただ、自己愛がそれこそインスタとかに溢れ出てしまうのはあんま好きじゃない、とは思う。むずいねー。

善良さ…真面目や誠実であることが婚活においては、打算的になれないからマイナスになる。要するにモテる人は軽さがあるっていうことだろう。それはわかる。そんでその軽さが更にモテを加速させるのだろう、それもわかる。倫理観の問題。あとそーゆーのが好きかどうか、俺は嫌い。

んーまあいろいろあったけどいい結婚できてよかったね！お前もな！！めんど！！！