商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2018/12/22 |
JAN | 9784101134840 |
- 書籍
- 文庫
青べか物語
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青べか物語
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商品レビュー
4.5
7件のお客様レビュー
朝日新聞の千葉の読書案内の紹介本である。浦粕と書いてあるが実際は浦安のことである。浦安に住み込みで原稿を書いていて、その周りの人間関係を描いた小説である。青べこは、いい値で買わされたぼろ船のことであることを初めて知ったことから、この本を読んだことがないことに気が付いた。炭鉱の小説...
朝日新聞の千葉の読書案内の紹介本である。浦粕と書いてあるが実際は浦安のことである。浦安に住み込みで原稿を書いていて、その周りの人間関係を描いた小説である。青べこは、いい値で買わされたぼろ船のことであることを初めて知ったことから、この本を読んだことがないことに気が付いた。炭鉱の小説の様に、東京近郊の漁村の小説である。ディズニーランドの場所であり、高級住宅地に変貌しながらも、東日本大震災で液状化で家が傾いた浦安という土地を知るには最適な本である。時代小説かと思ったら全く違っていた。
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少し前の浦安の話 貧しい漁村の人々の生々しい話 本当にここまで?と思うほどの猥雑さと残酷さ これがリアルだったのかも 今のSNSの世界と近いのかもしれない
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青べかという船を買わされた様に、理不尽なことへどう対処するかというところは周五郎作品に共通している。短編なのだがどの話も人情味あふれている。運命に従うことで罪から逃れることが出来る、大事なことは何を為そうとしていたか、周五郎自身のことを語っているので気持ちの素直さが感じられた。
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