商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2018/11/30 |
JAN | 9784309027586 |
- 書籍
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死美人
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死美人
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図書館で見かけてつい手に取った。黒岩涙香、江戸川乱歩、なにそれすごいじゃない、という極めて單純な動機で。 翻訳小説?翻案かな?と思いつつ読んでみると、舞台はパリなのに登場人物全員日本人。なにそれ?え、外国名が日本の読者に馴染みがないので、人名は全部日本人に?その発想もなんともすご...
図書館で見かけてつい手に取った。黒岩涙香、江戸川乱歩、なにそれすごいじゃない、という極めて單純な動機で。 翻訳小説?翻案かな?と思いつつ読んでみると、舞台はパリなのに登場人物全員日本人。なにそれ?え、外国名が日本の読者に馴染みがないので、人名は全部日本人に?その発想もなんともすごいや。 はじめのうちは何だかよくわからなかったのだが、中盤くらいで二つの謎がひとつに結びついたあたりで俄然面白くなり、いっきに読み終わりました。 黒岩涙香の翻案小説を、江戸川乱歩が(当時の)現代語訳にした、ということらしいです。 しかしね、いちばんショックだったのはまだ50代(ぎりぎりだけれど)の主人公が引退した老探偵、という設定でしたわ。そう言えば、以前読んだゴシック小説に、うぬぼれが強い修道女の自分は若いのよ、という感じの発言に対して、50年も生きたような顔をして、と呆れる主人公の心の声になんかぐさっときた、傷つきやすいお年頃の私なのでした。 全然感想じゃなかったこれは。
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この小説が江戸川乱歩との出会いでした! 老探偵はかつて名探偵として名をはせていただけあり、変装などを含め探偵としてのポテンシャルが高く、そんな彼が犯人と対するということがとても胸熱で、読んでいてなんども震えました!
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河出書房新社『レトロ図書館』の最新刊は黒岩涙香が翻案し、江戸川乱歩が現代語訳した『死美人』。黒岩涙香は多くの海外作品を翻案しているが、本書は『幽霊塔』と並んで有名な1冊ではないだろうか(そういえば乱歩は〝幽霊塔〟もリライトしているな)。 同社には河出文庫の『KAWADEノスタルジ...
河出書房新社『レトロ図書館』の最新刊は黒岩涙香が翻案し、江戸川乱歩が現代語訳した『死美人』。黒岩涙香は多くの海外作品を翻案しているが、本書は『幽霊塔』と並んで有名な1冊ではないだろうか(そういえば乱歩は〝幽霊塔〟もリライトしているな)。 同社には河出文庫の『KAWADEノスタルジック 探偵・怪奇・幻想シリーズ』というのもあって、『レトロ図書館』との二本柱で、古いものを復刊してくれるんだろうか。この先、どういうものが出るか楽しみだ。
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