商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2018/11/28 |
JAN | 9784101801421 |
- 書籍
- 文庫
昭和少女探偵團
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昭和少女探偵團
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商品レビュー
3.2
7件のお客様レビュー
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昭和初期を舞台に、女学生がわちゃわちゃするミステリー。 主人公は平凡な女学生、脇を固める仲間は美形秀才、天才、お嬢様と皆キャラが立っていて良い。 主人公は平凡そのもの。他のメンバーに比べて頭は今ひとつ、特殊な知識もなく、行動力もそこそこ。 …でもそれ故に他のメンバーが思いつかないような穏便かつ最適な解決策を思いつくことができる…という一種の切り札的存在…なのかもしれない。 なんだかんだでいいチームだと思う。 収録作品は短編2本、長編(前後編)1本。 どれも時代の雰囲気が出ていてよかった。 個人的には短編2本が好み。ミステリーとして見るとミステリー好きにはありきたりて物足りないかもしれないが、時代やキャラの背景が活きていてよかった。
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昭和レトロの雰囲気は出ている。読みにくいわけではないけれど、場面転換があまり上手じゃないな…という印象。視点が変わるのは良いにしても、正直誰が何をしているのかわからない場面があった。いつの間にか合流していたりでビックリするわ。史実や文学関係の小ネタがちょいちょい入っているのは良い。最後の話、月に吠えらんねぇ…?それよりもあの時期に文学で食っていくって割と大変だと思うけれど、そんなにうまく事が運ぶもの???
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大好きなイラストレーターさんがカバー装画を担当されていたので手に取った。 端的に述べると、正直小中学生向けの読み物のように感じた。序盤はオシャレでレトロな学園物語を思わせたが、読み進むほどに失速していく。問題提示から推理までは感情移入が少なからずできるのだが、真相を明らかに...
大好きなイラストレーターさんがカバー装画を担当されていたので手に取った。 端的に述べると、正直小中学生向けの読み物のように感じた。序盤はオシャレでレトロな学園物語を思わせたが、読み進むほどに失速していく。問題提示から推理までは感情移入が少なからずできるのだが、真相を明らかにした後の詰めが甘くてスッキリしない。 登場人物がそれなりに多い中で、パッと出のキャラクターに妙な尺をとるため読み進めにくい。加えて、もともと主人公目線なのに、文末に鉤括弧を加えられることが多々ある。これもまた読みにくさの要因の一つだと感じた。 登場人物の夏我目潮のキャラクター性は使い古されたようにも思えるが、時代背景のおかげでどこか目新しく思えた。 前半と後半でガラリと雰囲気が変わる。後半は、爵位を持つような大きなお家の話で多少はワクワクさせられたが、少し荒唐無稽な感じが目立った。展開があまりに急で描写もまたぶつ切りで何が起こっているのかがわかりにくい。 歴史的背景も織り込まれているのだが、本編にはあまり関係していない。この話の中で、大事な要素とそうでないものの取捨選択が中途半端で最後まで読んでもわからないことが多い。
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