商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | あすなろ書房 |
発売年月日 | 2018/11/26 |
JAN | 9784751529348 |
- 書籍
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その魔球に、まだ名はない
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その魔球に、まだ名はない
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商品レビュー
4.4
10件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
面白い。ただ、時代背景が上手く掴めないのが残念。私にもう少し知識があれば……と思ってしまう。 でも、そういうのを排除しても面白かった。 スプートニクという時事ネタも出てきて、物語に絡むのも良かった。アメリカの悔しい感じも……面白いと言っていいのかどうかわからないけど、張り合っていた時期だからたぶんそんな感じなのだろうなと。 ケイティの家族や周囲が理解あり過ぎだけど、さらにその外側の人になると『女の子が野球なんて』という空気感がひしひし感じる。子供なのでそこまであまり行かない感じだけど。それでも事あるごとに『何か言われそうな空気』には出会う。そして、実際に言われることもある。 いろんなものが詰め込まれていて、楽しかった。ただ、情報が多すぎて、誰が何で何だって?野球選手12名??え?そんなにいた?たくさん出てきて、もうわけわからん。みたいな感じにもなる。頭が追い付かない。 男女で分ける理由はあるのだろうけど、能力で選べるなら『男性より優秀な女性』がそのチームに入るのは合理的な気はする。ただ、大抵の場合女性の方が能力が男性に届かない……ので入れない事が多い。筋肉量や体力、etcなどどう頑張っても無理なモノもあるよね。格闘技になると顕著になりそうだけど……野球はその辺りはある程度クリアできるのかな。それとも、 読んでて楽しかった。
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野球小説だと思って読むと、「思ってたんと違う」となるので小学生男子が読書感想文に使おうとするのにはあんまりおすすめできない。 真面目な児童文学作品であった。ケイティが男子顔負けの素晴らしいピッチャーで、リトルリーグのスカウトも受けるけど、規約上「女子はリトルリーグに入れない...
野球小説だと思って読むと、「思ってたんと違う」となるので小学生男子が読書感想文に使おうとするのにはあんまりおすすめできない。 真面目な児童文学作品であった。ケイティが男子顔負けの素晴らしいピッチャーで、リトルリーグのスカウトも受けるけど、規約上「女子はリトルリーグに入れない」というところから断念せざるを得なくなる。 ここで作者としては二つの道が用意されていて、一つはリトルリーグ側の主張を覆して新たな扉を、いっちまえばガラスの天井を突き破るストーリーライン。もうひとつは本作で採用したような、この挫折をバネに「かつていた女子メジャーリーガーの記録の発掘」からの学校での発表、ついには新聞の取材、シールズスタジアムでの現役選手との一打席勝負――。後者のほうがリアリティ、つまりは現実的に取れる行動なのではあろうが、圧倒的に面白いのは前者だったろうと思った。 作者としてはウーマンリブ的な側面のメッセージ性を推していきたかったのだろうが、読書感想文は嫌いだけど野球は好きな小学生男子がようやく見つけてきた「読めそうな本」がこれだとちょっとかわいそうかなあとは思った。なんとか読んで書いてたけど。最後の方は「おれの好きな変化球」ばっかり書いてたけど。
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