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恋牡丹 創元推理文庫
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恋牡丹 創元推理文庫

戸田義長(著者)

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恋牡丹 創元推理文庫

902

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京創元社
発売年月日 2018/10/21
JAN 9784488436216

恋牡丹

¥902

商品レビュー

2.8

6件のお客様レビュー

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2026/07/09
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※このレビューにはネタバレを含みます

 幕末の世情を背景に、親子二代の同心が難事件に立ち向かう時代連作短編集である。  本格ミステリと時代小説ならではの人情味の融合に今までにない読み応えを感じた。  密室殺人や倒叙モノなど謎のバリエーションが豊富で、そこに人の心情を巧みに織り交ぜ、豊かな情緒が醸し出されている。  親の惣左衛門も子の清之介も特段切れ者というわけではないのがミソだろう。  全4話の内、第1話「花狂い」は惣左衛門と清之介の紹介を兼ねたプロローグ的な物語なので別枠として、それを除いた3話が、彼らを支える女たちの助けを借りて謎を解いていくスタイルとなっている。  惣左衛門の後妻お糸(元花魁の牡丹)も清之介の妻・加絵も、女性が行き辛い時代に懸命に生きてきた者の、胸に秘めた強さを感じさせるキャラ造形が素晴らしかった。  やがて、武士の世は終わりを告げ、新しい時代が始まる。今まで当たり前にあったものが崩れ去り、泥濘に足を取られた感の清之介を救ったお糸と加絵の言葉が沁みた。

Posted by ブクログ

2025/12/11

同心の戸田惣左衛門とその息子・清之介の捕物を描く時代ミステリー。 第27回鮎川哲也賞最終候補作の「恋牡丹」ほか全4篇。  推理文庫だからか図解が付いてた。時代小説で珍しい。 謎解きと人情ものって感じ。時代小説ならではの無常さもある(1話)。 切れ者同心感はないかな。キレてるのは...

同心の戸田惣左衛門とその息子・清之介の捕物を描く時代ミステリー。 第27回鮎川哲也賞最終候補作の「恋牡丹」ほか全4篇。  推理文庫だからか図解が付いてた。時代小説で珍しい。 謎解きと人情ものって感じ。時代小説ならではの無常さもある(1話)。 切れ者同心感はないかな。キレてるのは牡丹の方。 子供と変わらない歳の娘にとか、現代の感覚だと気持ち悪…と思わなくもない。

Posted by ブクログ

2023/11/01

「戸田義長」の連作時代小説『恋牡丹』を読みました。 ここのところ時代小説が続いていますね。 -----story------------- 北町奉行所に勤める「戸田惣左衛門」は、『八丁堀の鷹』と称されるやり手の同心である。 七夕の夜、吉原で用心棒を頼まれた「惣左衞門」の目前で、...

「戸田義長」の連作時代小説『恋牡丹』を読みました。 ここのところ時代小説が続いていますね。 -----story------------- 北町奉行所に勤める「戸田惣左衛門」は、『八丁堀の鷹』と称されるやり手の同心である。 七夕の夜、吉原で用心棒を頼まれた「惣左衞門」の目前で、見世の主が刺殺された。 衝立と「惣左衞門」の見張りによって密室状態だったのだが……『願い笹』。 江戸から明治へと移りゆく混乱期を、「惣左衛門」とその息子「清之介」の目を通して活写した。 心地よい人情と謎解きで綴る全四編を収録。 本書は第27回「鮎川哲也賞」最終候補として、受賞作の『屍人荘の殺人』、優秀賞の『だから殺せなかった』に次ぐ評価を受けた。 文庫オリジナル。 ----------------------- 同心親子の目と四つの事件を通して、江戸末期を丁寧に描いた、新たな時代ミステリです、、、 第27回「鮎川哲也賞」選考会にて、残念ながら受賞とはなりませんでしたが、心地よい人情話と、謎解きの融合した見事な書きっぷりが評価された作品です。  ■花狂い  ■願い笹  ■恋牡丹  ■雨上り 『花狂い』と『願い笹』は「戸田惣左衛門」が主人公… 『恋牡丹』と『雨上り』は「惣左衞門」の息子「清之介」が主人公となって事件を解決する展開でミステリ色が強い作品でしたね。 面白かったのは、 長屋の一室で扼殺されていた「お貞」… 夕餉を準備中の凶行で、鍋には豆腐が煮えていた、、、 長屋の皆は桜見物に出かけており…… 母親も女なんですよねー 動機を探るホワイダニット物の『花狂い』。 吉原で急に用心棒を頼まれた「惣左衞門」の目の前で、見世の主が殺害された… 衝立と「惣左衞門」によってある種の密室だったはずなのだが、、、 ほぼ密室での殺害方法を解き明かす(なんと!謎解き役は花魁の「牡丹」)ハウダニット物の『願い笹』。 の2篇かな… 特に『花狂い』は、桜の情景が美しい分、結末が切な過ぎる印象的な作品でしたね。 『恋牡丹』はアリバイ物ですが、トリックは他の作品でも読んだことがあるような… 『雨上り』はホワイダニット物ですが、「清之介」の鈍感ぶりが際立っていて、やや物足りませんでしたね。 でも、トータル的には満足かな… 次作があるなら読んでみたいなー と思わせる作品でした。

Posted by ブクログ

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