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魂に息づく科学 ドーキンスの反ポピュリズム宣言
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 早川書房 |
発売年月日 | 2018/10/18 |
JAN | 9784152098078 |
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魂に息づく科学
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魂に息づく科学
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商品レビュー
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7件のお客様レビュー
日本語タイトルが原題と離れ過ぎか。。 ラストのエッセイ「ヒッチをたたえて」は、友人のクリストファー・ヒッチェンズへの弔辞。その中から印象深い一節。ヒッチの言葉であってドーキンスのではないが、二人が同志であることはよく分かる。 P504 「ヴィンテージ」と呼ぶべき、ヒッチの言葉...
日本語タイトルが原題と離れ過ぎか。。 ラストのエッセイ「ヒッチをたたえて」は、友人のクリストファー・ヒッチェンズへの弔辞。その中から印象深い一節。ヒッチの言葉であってドーキンスのではないが、二人が同志であることはよく分かる。 P504 「ヴィンテージ」と呼ぶべき、ヒッチの言葉がこれです。 「わたしがずっと宗教を嫌悪してきた理由のひとつは、宇宙は『あなた』を念頭にデザインされたという考え、あるいはもっと悪いことに、人が知ってから知らずかのうちにその一部にすんなり組み入れられている、そんな神の計画というものがあるという考えを、少しづつ植えうける狡猾な傾向にあると思う。この種の慎み深さは私に言わせれば傲慢である。」
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正直なところ、本書を読んでドーキンスの話を理解できたとは言い難い。途中で辞めちゃおうかと思うくらいに。身内の方々の思い出話とか、追悼文のようなものも、別に俺ファンというわけじゃないから、ちょっと距離感あったし。でも、最後まで目を通したのは、読んでみて何か、ここからくみ取るべきもの...
正直なところ、本書を読んでドーキンスの話を理解できたとは言い難い。途中で辞めちゃおうかと思うくらいに。身内の方々の思い出話とか、追悼文のようなものも、別に俺ファンというわけじゃないから、ちょっと距離感あったし。でも、最後まで目を通したのは、読んでみて何か、ここからくみ取るべきものがあると感じたからだ。 社会には合理的じゃない部分、理不尽な部分、時代を変えたり、時代が同じでも別の角度から見たら、愚かとしか思えないことがたくさんある。自分自身の中にも、別角度から見たら、何やってるんだお前、というところがたくさんあるだろう。それはどうしようもないことだよね、と思うと同時になんとかしたい、もっと良い考えや行動を取りたいと思うところはあってさ。ドーキンスの本を読んでいて、少しでもより良い方向に進む手がかりはあるような気がしたんだよね。科学という方法を使ってさ。 一回読んだくらいで、その方法が理解できたとは言えない。ただ、そういう方向があるとは少し知れたような気はする。折にふれ、繰り返し読むことは必要だろうなぁ。
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上質な科学エッセイ。中の一つに、こんな話。 ジェリンオイル。中枢神経系に直接作用する強力な薬物であり、様々な症状を引き起こすが、たいていは反社会的あるいは自傷的なものである。子供の脳を変質させ、治療が難しい危険な妄想や、大人になってからも障害を引き起こす恐れがある。2001年9...
上質な科学エッセイ。中の一つに、こんな話。 ジェリンオイル。中枢神経系に直接作用する強力な薬物であり、様々な症状を引き起こすが、たいていは反社会的あるいは自傷的なものである。子供の脳を変質させ、治療が難しい危険な妄想や、大人になってからも障害を引き起こす恐れがある。2001年9月11日航空機による自爆テロ。これはジェリンオイルによるトリップだった。セーラムの魔女狩り、コンキスタドールによる南米先住民の大虐殺、中世ヨーロッパで起きた戦争の大部分を煽り、近年ではインド亜大陸とアイルランドの分割に伴う大虐殺に火をつけたのもジェリンオイル。 今まで生きてきて聞いた事がない。よく知られた薬物の別呼称だろうか。戦争に用いられたアンフェタミン、ヒロポンの事か。いや…、gerin oil、 これは、アナグラムでreligion。つまり、宗教。科学を論じる大家が、ここで宗教を極限まで皮肉ったという訳である。 宗教は科学の対立にある。知の及ばぬ、未だ到達できぬ解析の過程を埋めるのが宗教であり、巨人の肩に乗った科学の蓄積に対し、肩に乗れない人たちにとっても、そこから見える世界は全て宗教観なのかも知れない。考えさせられる。
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