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地球46億年気候大変動
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地球46億年気候大変動
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商品レビュー
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地球46億年 気候大変動 炭素循環で読み解く、地球気候の過去・現在・未来。横山祐典先生の著書。世界中の名門大学で学ばれて世界中の研究所で研究員として気候変動についての研究生活をされてきた横山祐典博士のお話だからすごく説得力がある。温暖化が進めば自分が住む場所が水没するというシミュ...
地球46億年 気候大変動 炭素循環で読み解く、地球気候の過去・現在・未来。横山祐典先生の著書。世界中の名門大学で学ばれて世界中の研究所で研究員として気候変動についての研究生活をされてきた横山祐典博士のお話だからすごく説得力がある。温暖化が進めば自分が住む場所が水没するというシミュレーションを見ればびっくりする人も多いはず。気候変動や温暖化というキーワードに少しでも興味がある人が気候変動の第一人者である横山祐典博士から気候変動や温暖化を一から学べる良書。
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地球科学の復習と、最新学説のアップデートのために購読。 感想としては、地球科学も、時間分解能が飛躍的に高まっている。数年や10年単位の変動をも説明しようとしている。 一方、大きなテーマは開拓されておらず、既存学説の補完や、隙間を埋める研究だなという感じ。20年前に漠然と感じた事が、やはりそうなったんだなあ。 ただ、面白いしこれからますます大事だからこれからもウォッチする。 以下、要点。 ・炭素循環や、氷床の挙動が、気候変動を起こす。 ・10万年周期で規則正しい起こる気温と温室効果ガスの変動の要因は、解明されていない。 ・数年〜数10年という短い周期の気候変動は、氷床の融解が海洋の熱塩循環に作用して起こる。気温は10度くらい変化する。
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地球は約46億年前に誕生したと言われます。その間には恐竜が全盛期を迎えた数億年前に現代よりも平均気温が7℃も高い時期があったり、一方では地球全域が氷で覆われた「スノーボールアース」という時期が存在するなど、気候変動は非常に振幅の激しいものであったことが分かっています。 その「から...
地球は約46億年前に誕生したと言われます。その間には恐竜が全盛期を迎えた数億年前に現代よりも平均気温が7℃も高い時期があったり、一方では地球全域が氷で覆われた「スノーボールアース」という時期が存在するなど、気候変動は非常に振幅の激しいものであったことが分かっています。 その「からくり」と、どのようにしてそれほど過去の時代の気候を知ることが出来たのかを地球誕生直後から時間をさかのぼりつつ解説しています。 1000万年を超える時間スケールの変動では大気と大陸地殻との間での炭素のやり取りが、10万年程度の時間スケールでは大気と海洋との間での炭素のやり取りが支配的であり、2万年~4万年周期になると、実は地球の公転軌道の”ゆがみ”が重要となり、さらに数百年~数十年スケールの変動では、極域の氷の量が重要であるなど、取り扱う時間スケール、空間スケールのダイナミックさに圧倒されます。プレートテクトニクスが気候に影響を与えているなどという事実は本書を読むまでは全く想像もしていませんでした。 気候変動の研究の成果を分かり易く紹介した名著として「チェンジングブルー(大河内直彦著)」がありますが、その出版から10年以上が経過し、さらに最新の研究成果も盛り込んだ本書は、帯に書かれていた「大河内直彦氏絶賛」という文言や書名から受ける期待を裏切らない内容充実の1冊でした。 その著者が本書エピローグで、昨今の二酸化炭素濃度の上昇が過去の気候変動の振幅から考慮しても、非常に深刻なレベルであると警鐘を鳴らしています。地球温暖化が非常に深刻なステージに突入しつつあるという事実を再認識させられます。
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