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虐殺のスイッチ 一人すら殺せない人が、なぜ多くの人を殺せるのか? 出版芸術ライブラリー001
1,760円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 出版芸術社 |
発売年月日 | 2018/10/03 |
JAN | 9784882935117 |
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虐殺のスイッチ
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虐殺のスイッチ
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商品レビュー
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7件のお客様レビュー
熱量高め。映画大好きな人が、見た事、調べた事、思ったことを事実も混えて言いたかった事を書いた、という作品なのかな。 正直、目を伏せたくなるような箇所も多々あり、事実であるからこそ読んでいて辛かった。 なぜ、って何度も思って、 なぜ、こんなにも流されやすいのか なぜ、そこに辿り...
熱量高め。映画大好きな人が、見た事、調べた事、思ったことを事実も混えて言いたかった事を書いた、という作品なのかな。 正直、目を伏せたくなるような箇所も多々あり、事実であるからこそ読んでいて辛かった。 なぜ、って何度も思って、 なぜ、こんなにも流されやすいのか なぜ、そこに辿り着いたのか、 なぜ、なんで? でも自分は、どうなのか。 結局、無知の知、ではないが、人とはそういうものであるという危うさを知っておく事が大事なんだろう。 今でこそSNSでこうやって思った事をすぐ発信できて繋がれて、でもまたそこにその人の正義が出来上がって、 やはり人とはそういうものである。 さぁ、美味しい物を食べようと思う。
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「福田村事件」という映画を観て、その監督が本を出しているということで読んでみた。 カンボジアのクメールルージュ、ナチスドイツ、大日本帝国軍、文革時の中国共産党など、近代史は虐殺の歴史と言えるかもしれない。それらを取り上げて、一体虐殺とはどういうメカニズムで起きるのかを追求した本。...
「福田村事件」という映画を観て、その監督が本を出しているということで読んでみた。 カンボジアのクメールルージュ、ナチスドイツ、大日本帝国軍、文革時の中国共産党など、近代史は虐殺の歴史と言えるかもしれない。それらを取り上げて、一体虐殺とはどういうメカニズムで起きるのかを追求した本。 著者は映画監督で、かつてオウム真理教の信者を主人公とした映画を撮影している。加害者視点の映画であるため、数多くの批判を浴びることとなった。しかし著者は言う。加害者の声を封じることは、果たして正しいことなのだろうか。加害者の思考、行動原理を知ることによって初めて再発を防ぐことが可能になるのではないだろうか。 加害者を正当化するのではない。確かに加害者の声は「言い訳」や「責任転嫁」に終始するかもしれないが、そこを避けていては将来の自分たちが起こすかもしれない虐殺の危機を避けることはかなわなくなるかもしれない。 加害者の多くは、穏やかで優しい普通の人間だ。それを著者は実感している。決して鬼や悪魔や残虐なサイコパスではない。 ではなぜ、そういった人々が、身もよだつような残忍な虐殺を行うことができたのか。何がきっかけで人は変わってしまうのか。 ほんの少し前の歴史を遡れば、人間はこうも残酷になれるのかというくらい恐ろしい虐殺の歴史がある。民族間だけではなく、一つの国の中でも虐殺は起こっていた。そしてそれは完全になくなってしまったものではなく、条件とスイッチによっていつでも起こりうる現代の恐怖でもある。そのことを忘れずに、歴史を学んでいかなければならないと思った。
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先日の読書会でいただいた課題。キリング・フィールド凄まじいな…。映画を観ようと思います。虐殺はどうして繰り返し起こるのか、だけを追求した本です。アイヒマン・テストも出てくる。SHOAH も出てくる。自分が虐殺に魅入られるのは、そこに人間の本質を見るからなのだと思う。森達也さんの結...
先日の読書会でいただいた課題。キリング・フィールド凄まじいな…。映画を観ようと思います。虐殺はどうして繰り返し起こるのか、だけを追求した本です。アイヒマン・テストも出てくる。SHOAH も出てくる。自分が虐殺に魅入られるのは、そこに人間の本質を見るからなのだと思う。森達也さんの結論は、組織の一部になり個が消滅した時、だという。もっと世の中ゆるくないとね。俺みたいのがフラフラしてられるような(2019-09-08)
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