

商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 原書房 |
発売年月日 | 2018/09/12 |
JAN | 9784562055982 |
- 書籍
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世界史を変えた13の病
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世界史を変えた13の病
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商品レビュー
3.8
6件のお客様レビュー
コロナの前と後では感想が全く違いそう。 すごく昔の科学が発達していない時代に比べて、医学は飛躍的に進歩したけれど、人はあまり変わらない。 疫病は過去のものではなく、今後もやってくるんだろうね。 語り口はコミカルなエッセイで、話の内容のわりに楽しく読めた。 ロボトミーと腸チフスの話...
コロナの前と後では感想が全く違いそう。 すごく昔の科学が発達していない時代に比べて、医学は飛躍的に進歩したけれど、人はあまり変わらない。 疫病は過去のものではなく、今後もやってくるんだろうね。 語り口はコミカルなエッセイで、話の内容のわりに楽しく読めた。 ロボトミーと腸チフスの話が特に恐ろしかったかな。
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この本で取り上げた病気とは、腺ペスト、天然痘、梅毒、結核、コレラ、スペイン風邪、ポリオ等13の代表的な病です。病気に纏わるエピソードを歴史的な観点で紹介されていて、大変面白く読めましたが、やや婉曲的な表現やアメリカの映画・テレビ等の事例を例え話に使う等、所々判りにくい表現もありま...
この本で取り上げた病気とは、腺ペスト、天然痘、梅毒、結核、コレラ、スペイン風邪、ポリオ等13の代表的な病です。病気に纏わるエピソードを歴史的な観点で紹介されていて、大変面白く読めましたが、やや婉曲的な表現やアメリカの映画・テレビ等の事例を例え話に使う等、所々判りにくい表現もありました。(その意味するところを理解するのが難しい感じ) 事実に対して、著者の嗜好で表現されており、やや偏った見方もあるように感じました。とは言え、知らない病気に関するエピソードを読むと、印象に残るし勉強にもなると思います。 因みに13の病の一つに取り上げられているロボトミーは、病気ではなく人間が引き起こした狂気の手術で、ケネディ大統領の妹がその犠牲になったという。怖い話です。
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- ネタバレ
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疫学的面よりも、感染症(とされるもの)に対して人々がどう対応、反応したか、という点について、瑞々しく描かれており、読み物として非常に面白い。病そのものは医科学の領域だが、病を深刻にするのは、人の行動次第である。ユーモアと、人間の卑劣な部分に対する容赦ない皮肉とがリベラルな視点から描かれていて、コロナウイルスが蔓延する現在の人類の振舞いを見ていると、聖アントニウスの時代からヒトはあまり変わらないのだな、と考えさせられる。感染症でないロボトミーについて一章を割いて書いているのは、真に恐ろしいのは病そのものではなく、病を口実に他人を踏みにじる人の行動なのだ、というメッセージと受け取れる。
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