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死處 戦国武士道物語 山本周五郎コレクション 講談社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2018/07/13 |
JAN | 9784065121696 |
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死處 戦国武士道物語
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死處 戦国武士道物語
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商品レビュー
3.5
7件のお客様レビュー
未発表作「死處」含む、短編八作品収録
城を守る者、石ころ、夏草戦記、青竹、紅梅月毛、土佐の国柱、熊谷十郎左、死處 未発表作「死處」含む、短編八作品収録。 その他の作品については既出で、読んだことのあるものも多い。 後書きにて、「死處」が未発表となった背景が解説されている。 個人的に、「土佐の国柱」は山...
城を守る者、石ころ、夏草戦記、青竹、紅梅月毛、土佐の国柱、熊谷十郎左、死處 未発表作「死處」含む、短編八作品収録。 その他の作品については既出で、読んだことのあるものも多い。 後書きにて、「死處」が未発表となった背景が解説されている。 個人的に、「土佐の国柱」は山本周五郎作品を読み始めた最初期に読んだ作品で、読み返すのが怖かった。20年ほど経って、私という人間も少しは変わった。 なお、「戦国武士道物語」という副題には違和感がある。ノモンハンでは複数人の部隊長が自決している。浅学の為、他の戦場については知らないが、「夏草戦記」は現実に起こりうる、起こっている話だったと思う。 その他の作品を含め、良くも悪くも、執筆時現在(戦前・戦中)を描いた小説集だと思う。
長束
表題作「死處」は未発表の儘、七十数年振りに講談社の資料室から発見された作品との事。 乱世の名も無き武士の死に様にフォーカスした短篇集。彼らの名は歴史には残らない。然し恐らくはこんな人々が嘗ては居たのであろう。 彼らの人生と其の死に様は歴史の中に埋没した石礫のようだ。け...
表題作「死處」は未発表の儘、七十数年振りに講談社の資料室から発見された作品との事。 乱世の名も無き武士の死に様にフォーカスした短篇集。彼らの名は歴史には残らない。然し恐らくはこんな人々が嘗ては居たのであろう。 彼らの人生と其の死に様は歴史の中に埋没した石礫のようだ。けれども、そんな石礫の一つ一つを取り上げ、磨き、彫琢し、作品に昇華した山本周五郎の筆致には得も言われぬ愛を感じる。「石ころ」作中の多田新蔵が石塊を愛でる姿には作者の姿がそのまま重なる。其の眼差しのやさしさを行間に幻視する思いであった。
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古い話だけど、泣ける。大将ではなく、名も知らない部下たちの忠義、武士としての生き様、心にじんわりくる。
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