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古代の鉄と神々 ちくま学芸文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2018/07/09 |
JAN | 9784480098702 |
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古代の鉄と神々
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古代の鉄と神々
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商品レビュー
2.5
4件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
古代の鉄は、褐鉄鉱で湖沼・河口に取れた。これは温度が低くても鉄が溶融する。 ☆全国に金屋・金谷などの地名と鉄遺跡がセットで存在する。筆者は褐鉄鉱だというが、褐鉄鉱で鉄需要を満たすほど鉄が取れたのか?金屋の遺跡は鍛冶屋の遺跡ではなかろうか?つまり、褐鉄鉱・砂鉄・鉄鉱石から粗粗の鉄を生産し、それを実際に加工した跡地ではないのか?褐鉄鉱であれ、森林とか炭とかかなりの燃料を必要とすることから、森でないとダメなのではないのか?
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弥生時代の鉄、露天タタラ(700-800度)。 オオナムチ、鉄穴(カナナ)の神、鉄穴山(カナヤマ)、鉄穴流し(カンナナガシ)=砂鉄を取る作業、鉄穴師(カナジナ)=そこで働く人々。 オオナムチ=産鉄、農業の推進を図った倭鍛冶。 鈴と鐸(サナギ)。古代の製鉄民は日神祭祀と関わり。日守...
弥生時代の鉄、露天タタラ(700-800度)。 オオナムチ、鉄穴(カナナ)の神、鉄穴山(カナヤマ)、鉄穴流し(カンナナガシ)=砂鉄を取る作業、鉄穴師(カナジナ)=そこで働く人々。 オオナムチ=産鉄、農業の推進を図った倭鍛冶。 鈴と鐸(サナギ)。古代の製鉄民は日神祭祀と関わり。日守=火守。 諏訪のカツ鉄鉱、鉄鐸。 原初の製鉄はカツ鉄鉱のスズを採取、諏訪湖周辺。 畿内や山陰・山陽方面では砂鉄採取、オオナムチ系氏族。 さらに3cより帰化系技術者による韓鍛冶により、古い技術は諏訪に移動した。 アメノヒボコ(韓鍛冶)は但馬に、アシハラシコヲ()オオナムチ、倭鍛冶は播磨。 天鈿女の神楽=日神招祷の儀礼。日吉神社、猿女君。猿は日の出前に欣喜そうやくする習性、南方熊楠が指摘。日神祭祀と猿との結びつき。
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鉄を主軸に語られる、古代の姿。 弥生時代には国内製鉄が行われ、製鉄と鍛治は段階を経て高度化する。そしてそのヒントは祭祀の場に残っている、という説を展開します。 本書によると、弥生時代の製鉄とは「褐鉄鉱」を用いていたとしています。やがてより硬く腐蝕しにくいタタラ製鉄の技術に代わ...
鉄を主軸に語られる、古代の姿。 弥生時代には国内製鉄が行われ、製鉄と鍛治は段階を経て高度化する。そしてそのヒントは祭祀の場に残っている、という説を展開します。 本書によると、弥生時代の製鉄とは「褐鉄鉱」を用いていたとしています。やがてより硬く腐蝕しにくいタタラ製鉄の技術に代わられていく。 その流れと鉄の影響を、各地の神社祭祀、地名、史書、伝承、考古などの様々な面から、可能性を見出しています。 褐鉄鉱は湿原の葦などの根元に塊としてできる。 その鉄を用いて、稲作が進められる。 「豊葦原の瑞穂の国」は鉄と稲の両輪を示すものである…。 本書は昭和60年に刊行されたものの文庫化ですが、古さを感じさせない、興味深い内容でした。
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