古代の鉄と神々 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
古代の鉄は、褐鉄鉱で湖沼・河口に取れた。これは温度が低くても鉄が溶融する。 ☆全国に金屋・金谷などの地名と鉄遺跡がセットで存在する。筆者は褐鉄鉱だというが、褐鉄鉱で鉄需要を満たすほど鉄が取れたのか?金屋の遺跡は鍛冶屋の遺跡ではなかろうか?つまり、褐鉄鉱・砂鉄・鉄鉱石から粗粗の鉄を生産し、それを実際に加工した跡地ではないのか?褐鉄鉱であれ、森林とか炭とかかなりの燃料を必要とすることから、森でないとダメなのではないのか?
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弥生時代の鉄、露天タタラ(700-800度)。 オオナムチ、鉄穴(カナナ)の神、鉄穴山(カナヤマ)、鉄穴流し(カンナナガシ)=砂鉄を取る作業、鉄穴師(カナジナ)=そこで働く人々。 オオナムチ=産鉄、農業の推進を図った倭鍛冶。 鈴と鐸(サナギ)。古代の製鉄民は日神祭祀と関わり。日守...
弥生時代の鉄、露天タタラ(700-800度)。 オオナムチ、鉄穴(カナナ)の神、鉄穴山(カナヤマ)、鉄穴流し(カンナナガシ)=砂鉄を取る作業、鉄穴師(カナジナ)=そこで働く人々。 オオナムチ=産鉄、農業の推進を図った倭鍛冶。 鈴と鐸(サナギ)。古代の製鉄民は日神祭祀と関わり。日守=火守。 諏訪のカツ鉄鉱、鉄鐸。 原初の製鉄はカツ鉄鉱のスズを採取、諏訪湖周辺。 畿内や山陰・山陽方面では砂鉄採取、オオナムチ系氏族。 さらに3cより帰化系技術者による韓鍛冶により、古い技術は諏訪に移動した。 アメノヒボコ(韓鍛冶)は但馬に、アシハラシコヲ()オオナムチ、倭鍛冶は播磨。 天鈿女の神楽=日神招祷の儀礼。日吉神社、猿女君。猿は日の出前に欣喜そうやくする習性、南方熊楠が指摘。日神祭祀と猿との結びつき。
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鉄を主軸に語られる、古代の姿。 弥生時代には国内製鉄が行われ、製鉄と鍛治は段階を経て高度化する。そしてそのヒントは祭祀の場に残っている、という説を展開します。 本書によると、弥生時代の製鉄とは「褐鉄鉱」を用いていたとしています。やがてより硬く腐蝕しにくいタタラ製鉄の技術に代わ...
鉄を主軸に語られる、古代の姿。 弥生時代には国内製鉄が行われ、製鉄と鍛治は段階を経て高度化する。そしてそのヒントは祭祀の場に残っている、という説を展開します。 本書によると、弥生時代の製鉄とは「褐鉄鉱」を用いていたとしています。やがてより硬く腐蝕しにくいタタラ製鉄の技術に代わられていく。 その流れと鉄の影響を、各地の神社祭祀、地名、史書、伝承、考古などの様々な面から、可能性を見出しています。 褐鉄鉱は湿原の葦などの根元に塊としてできる。 その鉄を用いて、稲作が進められる。 「豊葦原の瑞穂の国」は鉄と稲の両輪を示すものである…。 本書は昭和60年に刊行されたものの文庫化ですが、古さを感じさせない、興味深い内容でした。
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明治維新の開国の馬鹿どものめちゃくちゃにより、本来あるべき姿が見えてこなかった神道の本道が見えてくる書籍 古代からこの地に住う人々が何を敬い何を称えてきたのかがストンと落ちる理解へと及ぶ。僕は本書に合っていなければ下手すると禍々しいスピ系信者になっていたかもしれないが、現時点で本...
明治維新の開国の馬鹿どものめちゃくちゃにより、本来あるべき姿が見えてこなかった神道の本道が見えてくる書籍 古代からこの地に住う人々が何を敬い何を称えてきたのかがストンと落ちる理解へと及ぶ。僕は本書に合っていなければ下手すると禍々しいスピ系信者になっていたかもしれないが、現時点で本書のおかげで、真正面から神道とも向き合える体制が取れそうだ。かつ、神道後にこの国に入ってきたとされる仏教も叙々に解明へと繋がっていきそうで喜ばしい◎後は焼物の歴史と世界最古の文明と言っても過言でない縄文と世界の相関を理解できれば良いのだが。 高師小僧に感謝也
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