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ねじまき片想い 創元推理文庫
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ねじまき片想い 創元推理文庫

柚木麻子(著者)

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ねじまき片想い 創元推理文庫

726

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京創元社
発売年月日 2018/06/29
JAN 9784488494117

ねじまき片想い

¥726

商品レビュー

3.5

37件のお客様レビュー

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2024/08/06

場面が適度な早さで変わっていくので、飽きずにテンポ良く読めた。 予想外にミステリー要素もあり、楽しく読むことができた。 主人公が、片思いを通じて成長する物語。相手のことを気にするあまり、好きな相手の顔色をうかがって、自分を押し殺してしまう感じは、わかる気がする。 相手がどう思って...

場面が適度な早さで変わっていくので、飽きずにテンポ良く読めた。 予想外にミステリー要素もあり、楽しく読むことができた。 主人公が、片思いを通じて成長する物語。相手のことを気にするあまり、好きな相手の顔色をうかがって、自分を押し殺してしまう感じは、わかる気がする。 相手がどう思ってくれるか、ではなくて、自分がどうなのか。相手のことは、どうしたってわからないから、相手本位ではなく、自分本位になったもん勝ち。そんなことを読み進めて考えさせられた。

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2024/07/13

――ねじが回転してお互いの歯車が かみ合わなければ、いくら好きな相手と 一緒でも、何の意味もない――本文より 主人公 富田宝子タカラコ28才、絶賛片想中 もう5年、おもちゃ会社に勤めている。 相手は、外注デザイナー、西島祐也は 30才を過ぎている。はっきり言ってだらしない!そ...

――ねじが回転してお互いの歯車が かみ合わなければ、いくら好きな相手と 一緒でも、何の意味もない――本文より 主人公 富田宝子タカラコ28才、絶賛片想中 もう5年、おもちゃ会社に勤めている。 相手は、外注デザイナー、西島祐也は 30才を過ぎている。はっきり言ってだらしない!それでも、惹かれるものが あるのだろう。 宝子は、想いを伝えるということができない!じれったいと思ってしまう。 私は、ダメもとでも伝えるタイプだ! ん~!もう28才なのに! この本は、5話の連作になっている。 私は、最初と2話目がいいと思う。 宝子は、西島の気づかないところで彼を 助ける!例えば・・・・・西島が“せっかく窓から眺められたスカイツリーが、隣の マンションに貯水槽ができ・・・・”と聞くとマンションに掛け合う!そして・・・・ なんと貯水槽には・・・・ 西島の為なら行動力向上バツグン! なのに、恋愛には・・・・ ラストはどうなるのだろう?と思わせる宝子と西島。他にも様々な人々が登場 する。バラエティーに富んでいるのも とても愉しめた。     2024、7、13 読了

Posted by ブクログ

2024/07/09

豊かな想像力を武器に老舗おもちゃ会社でプランナーとして働く宝子。彼女は、取引先のデザイナーである西島に5年も片思いをしている。 気持ちを伝えられないまま西島を想う宝子だが、彼のもとには何故か次々に災難が降りかかる。 宝子は持ち前の機転と推理力、そしておもちゃを駆使し、彼のためにト...

豊かな想像力を武器に老舗おもちゃ会社でプランナーとして働く宝子。彼女は、取引先のデザイナーである西島に5年も片思いをしている。 気持ちを伝えられないまま西島を想う宝子だが、彼のもとには何故か次々に災難が降りかかる。 宝子は持ち前の機転と推理力、そしておもちゃを駆使し、彼のためにトラブルを解決していくが……。 浅草の老舗おもちゃ会社に勤める宝子を主人公に、想い人に降りかかる災難を人知れず解決していく恋愛×ミステリ小説です。 宝子は、ふわふわお嬢様然としているけれど、独自の世界を持つ敏腕プランナー。 対して片思い相手の西島はというと、私生活も恋愛関係もだらしない雰囲気の、傍から見てちょっとどうかな? と思うタイプ。少なくとも、友人や身内が付き合っていたら何か言ってしまいそう。 けれど、それでもままならないのが恋心というもので、宝子は実に献身的に西島に降りかかるトラブル(さっきの話にさらに加えて、この男めちゃくちゃトラブルメーカーである)を陰ながら解決していきます。 その熱意を本人に向ければ、簡単に付き合えそうなのにもどかしいな等と思いつつ、明後日の方向に突き進む宝子が健気でかわいくて同時に重い。 お話し全体は、本当におもちゃ箱の中身みたいパワフルで、わくわくとキラキラが詰まっているのに、宝子と西島、その他の登場人物たちの片思いという人間関係だけはやたら絡まり合ってごちゃごちゃしているのが、素敵なものしか入っていなかったのに絡んで色あせてしまった宝石箱みたいで何だか寂しげな雰囲気も。 これはハッピーエンドだ、とはっきり言えるような終わり方ではないけれど、成長と素敵な未来を予見させるような素敵なラストで私は好きでした。 宝子みたいに、好きな物を一途に追いかけられる生き方が出来たら、後悔も少なくきっと素敵な人生だったのでは、と思うと彼女がとても眩しく感じます。

Posted by ブクログ

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