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世界でただ一つの読書 集英社文庫
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世界でただ一つの読書 集英社文庫

三宮麻由子(著者)

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世界でただ一つの読書 集英社文庫

704

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2018/06/21
JAN 9784087457599

世界でただ一つの読書

¥704

商品レビュー

3.7

3件のお客様レビュー

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2021/01/26

読書エッセイ。 本の中で感じられる「音」がたくさん紹介されているが、筆者の言葉を通してさらに音が豊かに鳴っているような心地になった。 そして、「音」の世界だけで終わらせず、筆者の幅広い知識と深い考察で、本の世界を何倍にも広げてくれる。 読み応えがあって面白かった。

Posted by ブクログ

2019/08/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

私の場合、読書というのは文字を目で追い、文意を捉え、そのうえで描かれた世界を視覚的に想像し、まれに音や匂いや手触りや温度なども想像しながら世界を構築し、登場人物に感情移入をしたり、反感を持ったりしているのだろうと思う。 4歳で「シーンレス」になった彼女の読書はそれとはまったく違い、点字を指で読んだり、朗読を耳で聴いたりして得た言葉を、視覚を除く感覚のすべてで味わっている。 一言たりともおろそかにせずに受け取った言葉を感じる元となるのは、実際の彼女の体験による部分が大きい。 国内も海外も、彼女の行動範囲は広い。 わからないことをわからないままにしない彼女の知識欲が、自身の体験・体感を物語の言葉に紐づけていく。 だからなのか、「読書エッセイ」ということになっているが、この本は論文集のようでもある。 一冊一冊に込められたテーマ、仮説とそれを検証する過程・結論という流れと、多くの知識に支えられたしっかりとした論理。 こんな骨太な読書体験もあるのだと驚いた。 そして、オスカー・ワイルドの「カンタヴィルの幽霊」を読んでみたく思った。

Posted by ブクログ

2019/08/10

「坊ちゃん」から騒がしさを感じるとは、さすが三宮氏である。同じ本を読んでも感じ取れるセンサーの違いによって色んな見方・感じ方が出来るのだと今更ながら納得。 ただこの手の本では当たり前だろうけれど、自分が読んでない本については、、同じ土俵に立てないので、今後のためにとっておくしか...

「坊ちゃん」から騒がしさを感じるとは、さすが三宮氏である。同じ本を読んでも感じ取れるセンサーの違いによって色んな見方・感じ方が出来るのだと今更ながら納得。 ただこの手の本では当たり前だろうけれど、自分が読んでない本については、、同じ土俵に立てないので、今後のためにとっておくしかないなぁ。

Posted by ブクログ

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